【OT-2019年】自己採点の疑問。予想解答速報と「第54回作業療法士国試」正答を比較してみた結果…

2019年3月30日2020年1月18日

【信頼性は？】第54回作業療法士国家試験（2019年）の疑問。
予想解答速報と「第54回OT国試」正答を比較してみた結果…

OT国家試験を終了後、合格発表日までの約1ヶ月間は、自己採点で合格基準前後の受験生にとっては、希望と不安が入り混じった苦しい日々なのではないかと思います。自己採点は、最終的に、養成校で提示されるものを利用して行われるのが一般的ですが、国試終了後の夜などに発表される、各社からの予想解答速報で一喜一憂される受験生が大半を占めているのが現状なのではないかと思いますので、昨年に引き続き、今年も予想解答速報と厚生労働省から公表された正答を比較しておきたいと思います。

今後、作業療法士国家試験を受験予定の方の情報収集などにお役立てください。

＊　各社から公表していただいている予想解答速報は、
　　あくまで、参考程度の情報の位置づけで、公表していただいているようです。
　　国試当日などに解答速報作成作業をしてくださる担当者の方は、本当にありがとうございます。

尚、各社から公表された予測解答速報は、運営者が確認できた時点の予測解答を基に、点数を算出しています。
第54回作業療法士国家試験では、採点除外等の取扱いをした問題もあるようです。

共通問題

・午前　第５６問：採点対象から除外する。（選択肢に不適切があるため。）

・午前　第５８問：採点対象から除外する。（選択肢が不明確で、正解が得られないため。）

・午前　第７３問：複数の選択肢を正解として採点する。（複数の正解があるため。）

・午前　第９３問：複数の選択肢を正解として採点する。（複数の正解があるため。）

・午後　第６８問：採点対象から除外する。（選択肢に誤りがあり、正解が得られないため。）

・午後　第７３問：採点対象から除外する。（選択肢において正解を得ることが困難なため。）

・午後　第８３問：採点対象から除外する。（選択肢に不適切があるため。）

一般問題を１問１点（１５５点満点）、実地問題を１問３点（１２０点満点）とし、次の全てを満たした者を合格とする。
・総得点１６５点以上　／　２７５点
・実地問題４３点以上　／　１２０点

出典：
厚生労働省のウェブサイト
国家試験合格発表
第54回理学療法士国家試験及び第54回作業療法士国家試験の合格発表について
（https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2019/siken08_09/about.html）
2019年3月30日利用

そのため、採点対象から除外された問題を考慮し「 一般問題 」「 実地問題 」ともに1問1点（計195点満点）としています。

＊　注意：採点対象から除外された問題が無い場合の、実際の計算方法は、
　　　　　一般問題1問1点（160点満点）、実地問題1問3点（120点満点）です。