【サンプル文章アーカイブ】仮名拾い(かなひろい)課題用 – リハプリント
【文章版】仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ用のサンプル文例集
【PT・OT・ST】リハビリ専門家のための教材・素材集
【更新状況】 2026年8月29日(土)
ページを公開しました。
文章版の仮名拾い(かな拾い・かなひろい)課題のプリントメーカーの
ウェブアプリ
:【文章版】仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ – リハプリント
で使える文章のコピペ(コピー&ペースト)用サンプル文例集です。
文例が、仮名拾い課題プリントを作成する際のお役に立つことがありましたら幸いです。
【使い方】
仮名拾い課題自動作成アプリの「手順②:文章の指定」の設定で「カスタム」を選択すると、お好きな物語を使って、オリジナルのプリントを作成しPDFをダウンロードできます。
【作家】柳田 國男
柳田 國男さんの著作の文章です。
【文章】おばけの声 – 柳田 國男 著
おばけの声 – 柳田 國男 著
私はある時同志の青年を集めて試みに「ばけ物は何と鳴くか」を比較してみたことがあった。
東京などの子供は戯れに人をおどす時、口を大きく開き尖らせた十本の指を顔のそばへ持って来て、オーバーケーとうなるように発音するのが普通のようだが、これは近頃になっての改造かと思われる。というわけはオバケという日本語は、そう古くからのものでないからである。
関東の近県から、奥羽北陸の広い地域にわたって、化物の鳴き声は牛のように、モーというのだと思っている人は多い。
それがどういうわけかは考えてみた人もあるまいが、大よそ人間のしたりいったりすることに理由のないものがあろうはずがない。
もし今以てそれを解説しあたわずとすれば、すなわちその根源にはいまだ究められざる事実があるのである。
【ひらがな】
わたしはあるときどうしのせいねんをあつめてこころみに「ばけものはなんとなくか」をひかくしてみたことがあった。
とうきょうなどのこどもはたわむれにひとをおどすとき、くちをおおきくひらきとがらせたじゅうほんのゆびをかおのそばへもってきて、おーばーけーとうなるようにはつおんするのがふつうのようだが、これはちかごろになってのかいぞうかとおもわれる。というわけはおばけというにほんごは、そうふるくからのものでないからである。
かんとうのきんけんから、おううほくりくのひろいちいきにわたって、ばけもののなきごえはうしのように、もーというのだとおもっているひとはおおい。
それがどういうわけかはかんがえてみたひともあるまいが、おおよそにんげんのしたりいったりすることにりゆうのないものがあろうはずがない。
もしいまもってそれをかいせつしあたわずとすれば、すなわちそのこんげんにはいまだきわめられざるじじつがあるのである。
【カタカナ】
ワタシハアルトキドウシノセイネンヲアツメテココロミニ「バケモノハナントナクカ」ヲヒカクシテミタコトガアッタ。
トウキョウナドノコドモハタワムレニヒトヲオドストキ、クチヲオオキクヒラキトガラセタジュウホンノユビヲカオノソバヘモッテキテ、オーバーケートウナルヨウニハツオンスルノガフツウノヨウダガ、コレハチカゴロニナッテノカイゾウカトオモワレル。トイウワケハオバケトイウニホンゴハ、ソウフルクカラノモノデナイカラデアル。
カントウノキンケンカラ、オウウホクリクノヒロイチイキニワタッテ、バケモノノナキゴエハウシノヨウニ、モートイウノダトオモッテイルヒトハオオイ。
ソレガドウイウワケカハカンガエテミタヒトモアルマイガ、オオヨソニンゲンノシタリイッタリスルコトニリユウノナイモノガアロウハズガナイ。
モシイマモッテソレヲカイセツシアタワズトスレバ、スナワチソノコンゲンニハイマダキワメラレザルジジツガアルノデアル。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
(日本の)おばけ(の鳴き声)について書かれた文。
など
【文章】遠野物語 – 柳田 國男 著
遠野物語 – 柳田 國男 著
この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨明治四十二年の二月ごろより始めて夜分おりおり訪ね来たりこの話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手にはあらざれども誠実なる人なり。自分もまた一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。
思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。
国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。この書のごときは陳勝呉広のみ。
昨年八月の末自分は遠野郷に遊びたり。花巻より十余里の路上には町場三ヶ所あり。その他はただ青き山と原野なり。人煙の稀少なること北海道石狩の平野よりも甚だし。或いは新道なるが故に民居の来たり就ける者少なきか。
遠野の城下はすなわち煙花の街なり。馬を駅亭の主人に借りて独り郊外の村々を巡りたり。
*注:陳勝呉広(ちんしょうごこう)のみ
民衆の力が表に出るような話ばかり。
文全体「この書のごときは陳勝呉広のみ。」では「この本で扱うのは、陳勝・呉広のような、庶民の側から出る力や出来事に関わるものだ。」のようなニュアンスと推測。
【ひらがな】
このはなしはすべてとおののひとささききょうせきくんよりききたり。さくめいじよんじゅうにねんのにがつごろよりはじめてやぶんおりおりたずねきたりこのはなしをせられしをひっきせしなり。きょうせきくんははなしじょうずにはあらざれどもせいじつなるひとなり。じぶんもまたいちじいっくをもかげんせずかんじたるままをかきたり。
おもうにとおのごうにはこのたぐいのものがたりなおすうひゃっけんあるならん。われわれはよりおおくをきかんことをせつぼうす。
こくないのさんそんにしてとおのよりさらにものふかきところにはまたむすうのやまがみやまびとのでんせつあるべし。ねがわくはこれをかたりてへいちじんをせんりつせしめよ。このしょのごときはちんしょうごこうのみ。
さくねんはちがつのすえじぶんはとおのごうにあそびたり。はなまきよりじゅうりのろじょうにはまちばさんかしょあり。そのほかはただあおきやまとげんやなり。じんえんのきしょうなることほっかいどういしかりのへいやよりもはなはだし。あるいはしんどうなるがゆえにみんきょのきたりつけるものすくなきか。
とおののじょうかはすなわちえんかのまちなり。うまをえきていのしゅじんにかりてひとりこうがいのむらむらをめぐりたり。
【カタカナ】
コノハナシハスベテトオノノヒトササキキョウセキクンヨリキキタリ。サクメイジヨンジュウニネンノニガツゴロヨリハジメテヤブンオリオリタズネキタリコノハナシヲセラレシヲヒッキセシナリ。キョウセキクンハハナシジョウズニハアラザレドモセイジツナルヒトナリ。ジブンモマタイチジイックヲモカゲンセズカンジタルママヲカキタリ。
オモウニトオノゴウニハコノタグイノモノガタリナオスウヒャッケンアルナラン。ワレワレハヨリオオクヲキカンコトヲセツボウス。
コクナイノサンソンニシテトオノヨリサラニモノフカキトコロニハマタムスウノヤマガミヤマビトノデンセツアルベシ。ネガワクハコレヲカタリテヘイチジンヲセンリツセシメヨ。コノショノゴトキハチンショウゴコウノミ。
サクネンハチガツノスエジブンハトオノゴウニアソビタリ。ハナマキヨリジュウリノロジョウニハマチバサンカショアリ。ソノホカハタダアオキヤマトゲンヤナリ。ジンエンノキショウナルコトホッカイドウイシカリノヘイヤヨリモハナハダシ。アルイハシンドウナルガユエニミンキョノキタリツケルモノスクナキカ。
トオノノジョウカハスナワチエンカノマチナリ。ウマヲエキテイノシュジンニカリテヒトリコウガイノムラムラヲメグリタリ。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
遠野について書かれた文。
遠野の人から聞いた物語について書かれた文。
遠野の思い出について書かれた文。
など
【文章】日本の伝説 – 柳田 國男 著
日本の伝説 – 柳田 國男 著
日本は伝説の驚くほど多い国であります。
以前はそれをよく覚えていて、話して聴かせようとする人がどの土地にも、五人も十人も有りました。
ただ近頃は他に色々の新に考えなければならぬことが始まって、よろこんで斯ういう話を聴く者が少なくなった為に、次第に思い出す折が無く、忘れたりまちがえたりして行くのであります。
私はそれを惜むの余り、先ず読書のすきな若い人たちの為に、この本を書いて見ました。
伝説は斯ういうもの、こんな風にして昔から、伝わって居たものということを、この本を読んで始めて知ったと、言って来てくれた人も幾人かあります。
【ひらがな】
にほんはでんせつのおどろくほどおおいくにであります。
いぜんはそれをよくおぼえていて、はなしてきかせようとするひとがどのとちにも、ごにんもじゅうにんもありました。
ただちかごろはほかにいろいろのあらたにかんがえなければならぬことがはじまって、よろこんでこういうはなしをきくものがすくなくなったために、しだいにおもいだすおりがなく、わすれたりまちがえたりしていくのであります。
わたしはそれをおしむのあまり、まずどくしょのすきなわかいひとたちのために、このほんをかいてみました。
でんせつはこういうもの、こんなふうにしてむかしから、つたわっていたものということを、このほんをよんではじめてしったと、いってきてくれたひともいくにんかあります。
【カタカナ】
ニホンハデンセツノオドロクホドオオイクニデアリマス。
イゼンハソレヲヨクオボエテイテ、ハナシテキカセヨウトスルヒトガドノトチニモ、ゴニンモジュウニンモアリマシタ。
タダチカゴロハホカニイロイロノアラタニカンガエナケレバナラヌコトガハジマッテ、ヨロコンデコウイウハナシヲキクモノガスクナクナッタタメニ、シダイニオモイダスオリガナク、ワスレタリマチガエタリシテイクノデアリマス。
ワタシハソレヲオシムノアマリ、マズドクショノスキナワカイヒトタチノタメニ、コノホンヲカイテミマシタ。
デンセツハコウイウモノ、コンナフウニシテムカシカラ、ツタワッテイタモノトイウコトヲ、コノホンヲヨンデハジメテシッタト、イッテキテクレタヒトモイクニンカアリマス。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
日本の伝説について書かれた文。
など
【文章】名字の話 – 柳田 國男 著
名字の話 – 柳田 國男 著
日本はきわめて名字の数の多い国
多くの日本人が想像するように、昔というものが現代と無関係のものでないということを証明するがために、名字の話をしようと思う。
我々が十人寄れば多くの場合には十の名字があって、鈴木とか渡辺とかありふれた名は別として、その他の人にあっては、旅行先または交際場裡において同じ名字の人に出合えば、お互いに珍しがるのが普通でありましょう。
すなわち日本人の名字の数はそれほど変化が多くて、少なくとも家の数の百分の一ないし八十分の一、すなわち八万ないし十万はあろうと思われる、日本はきわめて名字の数の多い国であります。
【ひらがな】
にほんはきわめてみょうじのかずのおおいくに
おおくのにほんじんがそうぞうするように、むかしというものがげんだいとむかんけいのものでないということをしょうめいするがために、みょうじのはなしをしようとおもう。
われわれがじゅうにんよればおおくのばあいにはじゅうのみょうじがあって、すずきとかわたなべとかありふれたなはべつとして、そのほかのひとにあっては、りょこうさきまたはこうさいばりにおいておなじみょうじのひとにであえば、おたがいにめずらしがるのがふつうでありましょう。
すなわちにほんじんのみょうじのかずはそれほどへんかがおおくて、すくなくともいえのかずのひゃくぶんのいちないしはちじゅうぶんのいち、すなわちはちまんないしじゅうまんはあろうとおもわれる、にほんはきわめてみょうじのかずのおおいくにであります。
【カタカナ】
ニホンハキワメテミョウジノカズノオオイクニ
オオクノニホンジンガソウゾウスルヨウニ、ムカシトイウモノガゲンダイトムカンケイノモノデナイトイウコトヲショウメイスルガタメニ、ミョウジノハナシヲシヨウトオモウ。
ワレワレガジュウニンヨレバオオクノバアイニハジュウノミョウジガアッテ、スズキトカワタナベトカアリフレタナハベツトシテ、ソノホカノヒトニアッテハ、リョコウサキマタハコウサイバリニオイテオナジミョウジノヒトニデアエバ、オタガイニメズラシガルノガフツウデアリマショウ。
スナワチニホンジンノミョウジノカズハソレホドヘンカガオオクテ、スクナクトモイエノカズノヒャクブンノイチナイシハチジュウブンノイチ、スナワチハチマンナイシジュウマンハアロウトオモワレル、ニホンハキワメテミョウジノカズノオオイクニデアリマス。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
日本の名字(苗字)について書かれた文。
など
以上、仮名拾い課題自動作成アプリで使える文章の文例です。
【大人向けの仮名拾い(かなひろい)課題)】
ひらがな版
:【文章・物語 – ひらがな版】仮名拾い(かなひろい)課題プリントのダウンロードページへ – リハプリント
カタカナ版
:【文章・物語 – カタカナ版】仮名拾い(かなひろい)課題プリントのダウンロードページへ – リハプリント
【子供向けの仮名拾い(かなひろい)課題)】
ひらがな版
:【子供向け】ひらがな版:仮名拾い(かなひろい)課題プリントのダウンロードページへ – リハプリント療育

