【サンプル物語アーカイブ】仮名拾い(かなひろい)課題用 – リハプリント
【物語版】仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ用のサンプル文例集
【PT・OT・ST】リハビリ専門家のための教材・素材集
【更新状況】 2026年9月1日(火)
「蜘蛛の糸 – 芥川 龍之介 著」を追加しました。
8月31日(月)
「羅生門 – 芥川 龍之介 著」を追加しました。
8月28日(金)
「こころ – 夏目 漱石 著」「三四郎 – 夏目 漱石 著」「吾輩は猫である – 夏目 漱石 著」を追加しました。
8月26日(水)
ページを公開しました。
物語版の仮名拾い(かな拾い・かなひろい)課題のプリントメーカーの
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:【物語版】仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ – リハプリント
で使える物語のコピペ(コピー&ペースト)用サンプル文例集です。
文例が、仮名拾い課題プリントを作成する際のお役に立つことがありましたら幸いです。
【使い方】
仮名拾い課題自動作成アプリの「手順②:文章の指定」の設定で「カスタム」を選択すると、お好きな物語を使って、オリジナルのプリントを作成しPDFをダウンロードできます。
【作家】芥川 龍之介
芥川 龍之介さんの著作の物語です。
【物語】蜘蛛の糸 – 芥川 龍之介 著
蜘蛛の糸 – 芥川 龍之介 著
ある日の事でございます。
御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢て居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。
やがて御釈迦様はその池のふちに御佇みになって、水の面を蔽っている蓮の葉の間から、ふと下の容子を御覧になりました。この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当って居りますから、水晶のような水を透き徹して、三途の河や針の山の景色が、丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。
【ひらがな】
あるひのことでございます。
おしゃかさまはごくらくのはすいけのふちを、ひとりでぶらぶらおあるきになっていらっしゃいました。
いけのなかにさいているはすのはなは、みんなたまのようにまっしろで、そのまんなかにあるきんいろのずいからは、なんともいえないよいにおいが、たえまなくあたりへあふれております。ごくらくはちょうどあさなのでございましょう。
やがておしゃかさまはそのいけのふちにおたたずみになって、みずのおもてをおおっているはすのはのまから、ふとしたのようすをごらんになりました。このごくらくのはすいけのしたは、ちょうどじごくのそこにあたっておりますから、すいしょうのようなみずをすきとおして、さんずのかわやはりのやまのけしきが、ちょうどのぞきめがねをみるように、はっきりとみえるのでございます。
【カタカナ】
アルヒノコトデゴザイマス。
オシャカサマハゴクラクノハスイケノフチヲ、ヒトリデブラブラオアルキニナッテイラッシャイマシタ。
イケノナカニサイテイルハスノハナハ、ミンナタマノヨウニマッシロデ、ソノマンナカニアルキンイロノズイカラハ、ナントモイエナイヨイニオイガ、タエマナクアタリヘアフレテオリマス。ゴクラクハチョウドアサナノデゴザイマショウ。
ヤガテオシャカサマハソノイケノフチニオタタズミニナッテ、ミズノオモテヲオオッテイルハスノハノマカラ、フトシタノヨウスヲゴランニナリマシタ。コノゴクラクノハスイケノシタハ、チョウドジゴクノソコニアタッテオリマスカラ、スイショウノヨウナミズヲスキトオシテ、サンズノカワヤハリノヤマノケシキガ、チョウドノゾキメガネヲミルヨウニ、ハッキリトミエルノデゴザイマス。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
極楽について書かれた文。
など
【物語】羅生門 – 芥川 龍之介 著
羅生門 – 芥川 龍之介 著
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。
何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災いがつづいて起った。そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていたと云う事である。洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。
【ひらがな】
あるひのくれがたのことである。ひとりのげにんが、らしょうもんのしたであまやみをまっていた。
ひろいもんのしたには、このおとこのほかにだれもいない。ただ、ところどころにぬりのはげた、おおきなまるばしらに、きりぎりすがいっぴきとまっている。らしょうもんが、すざくおおじにあるいじょうは、このおとこのほかにも、あまやみをするいちめがさやもみえぼしが、もうにさんにんはありそうなものである。それが、このおとこのほかにはだれもいない。
なぜかというと、このにさんねん、きょうとには、じしんとかつじかぜとかかじとかききんとかいうわざわいがつづいておこった。そこでらくちゅうのさびれかたはひととおりではない。きゅうきによると、ぶつぞうやぶつぐをうちくだいて、そのにがついたり、きんぎんのはくがついたりしたきを、みちばたにつみかさねて、たきぎのしろにうっていたということである。らくちゅうがそのしまつであるから、らしょうもんのしゅうりなどは、もとよりだれもすててかえりみるものがなかった。
【カタカナ】
アルヒノクレガタノコトデアル。ヒトリノゲニンガ、ラショウモンノシタデアマヤミヲマッテイタ。
ヒロイモンノシタニハ、コノオトコノホカニダレモイナイ。タダ、トコロドコロニヌリノハゲタ、オオキナマルバシラニ、キリギリスガイッピキトマッテイル。ラショウモンガ、スザクオオジニアルイジョウハ、コノオトコノホカニモ、アマヤミヲスルイチメガサヤモミエボシガ、モウニサンニンハアリソウナモノデアル。ソレガ、コノオトコノホカニハダレモイナイ。
ナゼカトイウト、コノニサンネン、キョウトニハ、ジシントカツジカゼトカカジトカキキントカイウワザワイガツヅイテオコッタ。ソコデラクチュウノサビレカタハヒトトオリデハナイ。キュウキニヨルト、ブツゾウヤブツグヲウチクダイテ、ソノニガツイタリ、キンギンノハクガツイタリシタキヲ、ミチバタニツミカサネテ、タキギノシロニウッテイタトイウコトデアル。ラクチュウガソノシマツデアルカラ、ラショウモンノシュウリナドハ、モトヨリダレモステテカエリミルモノガナカッタ。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
羅生門と、その周りの状況について書かれた文。
など
【作家】夏目 漱石
夏目 漱石さんの著作の物語です。
【物語】こころ – 夏目 漱石 著
こころ – 夏目 漱石 著
私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。
私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。
筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。
私が先生と知り合いになったのは鎌倉である。
その時私はまだ若々しい書生であった。
【ひらがな】
わたしはそのひとをつねにせんせいとよんでいた。だからここでもただせんせいとかくだけでほんみょうはうちあけない。
これはせけんをはばかるえんりょというよりも、そのほうがわたしにとってしぜんだからである。
わたしはそのひとのきおくをよびおこすごとに、すぐ「せんせい」といいたくなる。
ふでをとってもこころもちはおなじことである。よそよそしいかしらもじなどはとてもつかうきにならない。
わたしがせんせいとしりあいになったのはかまくらである。
そのときわたしはまだわかわかしいしょせいであった。
【カタカナ】
ワタシハソノヒトヲツネニセンセイトヨンデイタ。ダカラココデモタダセンセイトカクダケデホンミョウハウチアケナイ。
コレハセケンヲハバカルエンリョトイウヨリモ、ソノホウガワタシニトッテシゼンダカラデアル。
ワタシハソノヒトノキオクヲヨビオコスゴトニ、スグ「センセイ」トイイタクナル。
フデヲトッテモココロモチハオナジコトデアル。ヨソヨソシイカシラモジナドハトテモツカウキニナラナイ。
ワタシガセンセイトシリアイニナッタノハカマクラデアル。
ソノトキワタシハマダワカワカシイショセイデアッタ。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
先生について書かれた文。
など
【物語】三四郎 – 夏目 漱石 著
三四郎 – 夏目 漱石 著
うとうととして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。
このじいさんはたしかに前の前の駅から乗ったいなか者である。
発車まぎわに頓狂な声を出して駆け込んで来て、いきなり肌をぬいだと思ったら背中にお灸のあとがいっぱいあったので、三四郎の記憶に残っている。
じいさんが汗をふいて、肌を入れて、女の隣に腰をかけたまでよく注意して見ていたくらいである。
女とは京都からの相乗りである。乗った時から三四郎の目についた。
【ひらがな】
うとうととしてめがさめるとおんなはいつのまにか、となりのじいさんとはなしをはじめている。
このじいさんはたしかにまえのまえのえきからのったいなかものである。
はっしゃまぎわにとんぎょうなこえをだしてかけこんできて、いきなりはだをぬいだとおもったらせなかにおきゅうのあとがいっぱいあったので、さんしろうのきおくにのこっている。
じいさんがあせをふいて、はだをいれて、おんなのとなりにこしをかけたまでよくちゅういしてみていたくらいである。
おんなとはきょうとからのあいのりである。のったときからさんしろうのめについた。
【カタカナ】
ウトウトトシテメガサメルトオンナハイツノマニカ、トナリノジイサントハナシヲハジメテイル。
コノジイサンハタシカニマエノマエノエキカラノッタイナカモノデアル。
ハッシャマギワニトンギョウナコエヲダシテカケコンデキテ、イキナリハダヲヌイダトオモッタラセナカニオキュウノアトガイッパイアッタノデ、サンシロウノキオクニノコッテイル。
ジイサンガアセヲフイテ、ハダヲイレテ、オンナノトナリニコシヲカケタマデヨクチュウイシテミテイタクライデアル。
オンナトハキョウトカラノアイノリデアル。ノッタトキカラサンシロウノメニツイタ。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
三四郎が鉄道列車で相乗りになった女性の記憶について書かれた文。
など
【物語】坊っちゃん – 夏目 漱石 著
坊っちゃん – 夏目 漱石 著
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。
新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。
弱虫やーい。と囃したからである。
小使に負ぶさって帰って来た時、おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったから、この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。
【ひらがな】
おやゆずりのむてっぽうでこどものときからそんばかりしている。
しょうがっこうにいるじぶんがっこうのにかいからとびおりていっしゅうかんほどこしをぬかしたことがある。
なぜそんなむやみをしたときくひとがあるかもしれぬ。べつだんふかいりゆうでもない。
しんちくのにかいからくびをだしていたら、どうきゅうせいのひとりがじょうだんに、いくらいばっても、そこからとびおりることはできまい。
よわむしやーい。とはやしたからである。
こづかいにおぶさってかえってきたとき、おやじがおおきなめをしてにかいぐらいからとびおりてこしをぬかすやつがあるかといったから、このつぎはぬかさずにとんでみせますとこたえた。
【カタカナ】
オヤユズリノムテッポウデコドモノトキカラソンバカリシテイル。
ショウガッコウニイルジブンガッコウノニカイカラトビオリテイッシュウカンホドコシヲヌカシタコトガアル。
ナゼソンナムヤミヲシタトキクヒトガアルカモシレヌ。ベツダンフカイリユウデモナイ。
シンチクノニカイカラクビヲダシテイタラ、ドウキュウセイノヒトリガジョウダンニ、イクライバッテモ、ソコカラトビオリルコトハデキマイ。
ヨワムシヤーイ。トハヤシタカラデアル。
コヅカイニオブサッテカエッテキタトキ、オヤジガオオキナメヲシテニカイグライカラトビオリテコシヲヌカスヤツガアルカトイッタカラ、コノツギハヌカサズニトンデミセマストコタエタ。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
子供の頃の思い出について書かれた文。
など
【物語】吾輩は猫である – 夏目 漱石 著
吾輩は猫である – 夏目 漱石 著
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始めであろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
【ひらがな】
わがはいはねこである。なまえはまだない。
どこでうまれたかとんとけんとうがつかぬ。なんでもうすぐらいじめじめしたところでにゃーにゃーないていたことだけはきおくしている。
わがはいはここではじめてにんげんというものをみた。しかもあとできくとそれはしょせいというにんげんちゅうでいちばんどうあくなしゅぞくであったそうだ。
このしょせいというのはときどきわれわれをとらえてにてくうというはなしである。しかしそのとうじはなんというかんがえもなかったからべつだんおそろしいともおもわなかった。
ただかれのてのひらにのせられてすーともちあげられたときなんだかふわふわしたかんじがあったばかりである。てのひらのうえですこしおちついてしょせいのかおをみたのがいわゆるにんげんというもののみはじめであろう。
このときみょうなものだとおもったかんじがいまでものこっている。
【カタカナ】
ワガハイハネコデアル。ナマエハマダナイ。
ドコデウマレタカトントケントウガツカヌ。ナンデモウスグライジメジメシタトコロデニャーニャーナイテイタコトダケハキオクシテイル。
ワガハイハココデハジメテニンゲントイウモノヲミタ。シカモアトデキクトソレハショセイトイウニンゲンチュウデイチバンドウアクナシュゾクデアッタソウダ。
コノショセイトイウノハトキドキワレワレヲトラエテニテクウトイウハナシデアル。シカシソノトウジハナントイウカンガエモナカッタカラベツダンオソロシイトモオモワナカッタ。
タダカレノテノヒラニノセラレテスートモチアゲラレタトキナンダカフワフワシタカンジガアッタバカリデアル。テノヒラノウエデスコシオチツイテショセイノカオヲミタノガイワユルニンゲントイウモノノミハジメデアロウ。
コノトキミョウナモノダトオモッタカンジガイマデモノコッテイル。
【何について書かれた文ですか?】(「問題③の解答例を入力」で利用)
猫が人間を見始めた頃の記憶について書かれた文。
など
以上、仮名拾い課題自動作成アプリで使える物語の文例です。
【仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ – 一覧】
:【ウェブアプリ】仮名拾い(かなひろい)課題自動作成アプリ(一覧)- リハプリント
【大人向けの仮名拾い(かなひろい)課題)】
ひらがな版
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カタカナ版
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【子供向けの仮名拾い(かなひろい)課題)】
ひらがな版
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