【PT・OT・ST】新卒・既卒者(国家試験浪人)の国試合格率とは?(第53回PTOT国試・第20回ST国試結果より)
国家試験の受験お疲れ様でした
2019年2月には、PT・OT・STの国家試験があったこともあり、以下の記事
:【PT-2019年】解答速報も気になる…どうでしたか? 第54回理学療法士国家試験
:【OT-2019年】解答速報も気になる…どうでしたか? 第54回作業療法士国家試験
:【ST-2019年】解答速報も気になる…どうでしたか? 第21回言語聴覚士国家試験
をきっかけとして、このサイトを知ってくださった方も、いらっしゃるのではないかと思います。解答速報の情報探しなどで利便性を感じていただけた方が、1人でもいましたら作成者として幸いです。
例年、国家試験間近〜国家試験終了後にかけて
:どうする1年間? PT・OT・ST国家試験の不合格者(国試浪人・失敗)。
の記事を気にされる方も増えてくるようです。本番で、今までの勉強の成果を発揮できる方もいれば、緊張や体調不良などにより思うな結果を出せなかった方もいるのではないかと思います。国家試験終了後の自己採点で、自己採点ギリギリの方などで、国家試験浪人や国試に落ちた時のことを、気にされる方もいるのではないかと思います。
そのため、今後の進路を迷い中の方などの情報収集の利便性を考え、2018年に実施された国家試験の新卒・既卒者(国家試験浪人)の合格率に関する話題に触れておきたいと思います。
合格発表は3月末のため、国試受験者の方は、まずはゆっくり心と体を休めてくださいね。
理学療法士の新卒・既卒者(国家試験浪人)の合格率について
「 第53回理学療法士国家試験及び第53回作業療法士国家試験の合格発表について
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
国家試験合格発表
第53回理学療法士国家試験及び第53回作業療法士国家試験の合格発表について
(http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about.html)
2019年3月3日利用
第53回理学療法士国家試験
・受験者数:
12,148名・新卒者受験者数:11,033名
・合格者数:
9,885名・新卒者合格数:9,679名
・合格率:
81.4%・新卒者合格率:87.7%
【計算式 – 既卒者合格率】
・既卒者受験者数(国家試験浪人など)= 受験者数 – 新卒者受験者数
= 12,148 – 11,033
= 1,115名
・既卒者合格者数 = 合格者数 – 新卒者合格者数
= 9,885 – 9,679
= 206名
・既卒者合格率 = 既卒者合格者数 ÷ 既卒者受験者数 × 100
= 206 ÷ 1,115 × 100
≒ 18.5%
PT国試の既卒者合格率は、「 約18.5% 」
新卒者合格率は、「 87.7% 」のようです。既卒者の方が合格率は下がるようです。
ただ、既卒者の方でも合格者がいることは、今後の進路を考える上で、参考になるのではないかと思います。1人でも合格者がいることで勇気をもらえる方もいるのではないかと思います。
作業療法士の新卒・既卒者(国家試験浪人)の合格率について
「 第53回理学療法士国家試験及び第53回作業療法士国家試験の合格発表について
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
国家試験合格発表
第53回作業療法士国家試験の正答・合格発表の訂正とお詫び
(https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about_tsuika.html)
2019年3月3日利用
第53回作業療法士国家試験
・受験者数:
6,164名・新卒者受験者数:5,289名
・合格者数:
4,700名×→ 追加合格あり:4,785名・新卒者合格数:4,506名
・合格率:
76.2%×→ 追加合格あり:77.6%・新卒者合格率:85.2%
【計算式 – 既卒者合格率】
・既卒者受験者数(国家試験浪人など)= 受験者数 – 新卒者受験者数
= 6,164 – 5,289
= 875名
・既卒者合格者数 = 合格者数 – 新卒者合格者数
= 4,785 – 4,506
= 279名
・既卒者合格率 = 既卒者合格者数 ÷ 既卒者受験者数 × 100
= 279 ÷ 875 × 100
≒ 32%
OT国試の既卒者合格率は、「 約32% 」
新卒者合格率は、「 85.2% 」のようです。PTよりは高いですが、OTも既卒者の方が合格率は下がるようです。
PTと同様に、既卒者の方でも合格者がいることは、今後の進路を考える上で、参考になるのではないかと思います。1人でも合格者がいることで勇気をもらえる方もいるのではないかと思います。
言語聴覚士の新卒・既卒者(国家試験浪人)の合格率について
「 第20回言語聴覚士国家試験の合格発表について
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
国家試験合格発表
第20回言語聴覚士国家試験の合格発表について
(http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken21/about.html)
2019年3月3日利用
第20回言語聴覚士国家試験
・受験者数:
2,531名・合格者数:
2,008名・合格率:
79.3%
STの場合は、厚生労働省で公表のデータのみではわかりませんでした。
参考までに、2019年3月3日確認時点では、「看護医療進学ネット
」のサイトで、「 2018年(平成29年度卒業生)国家試験合格状況一覧
」の中に、学校別に、しかも、新卒者、既卒者を分けた詳しいデータを公表していただいているようでしたので、関心のあるST学生の方などは、参照しててください。
以下のGoogleの検索エンジンなどで
キーワード:
看護医療進学ネット 2018年(平成29年度卒業生)国家試験合格状況一覧
で検索していただき、該当ページ内の言語聴覚士の学校別合格者状況
のPDFを確認していただくと、既卒者の合格率が掲載されているのではないかと思います。やはり、PT・OT同様に、新卒者よりも合格率は下がるようです。
しかし、PT・OT同様に、既卒者の方でも合格者がいることは、今後の進路を考える上で、参考になるのではないかと思います。1人でも合格者がいることで勇気をもらえる方もいるのではないかと思います。
:どうする1年間? PT・OT・ST国家試験の不合格者(国試浪人・失敗)。