【PT】自己採点の疑問。予想解答速報と「第53回PT国試」正答を比較してみた結果…

2018年3月22日2019年3月29日

第53回理学療法士国家試験（2018年）の疑問。
予想解答速報と「第53回PT国試」正答を比較してみた結果…

国家試験受験後、合格発表日までの1ヶ月間は、自己採点で合格基準前後の受験生にとっては、希望と不安が入り混じった苦しい日々なのではないかと思います。自己採点は、最終的に、養成校で提示されるものを利用して行われるのが一般的ですが、国試終了後の夜に発表される、各社からの予想解答速報で一喜一憂される受験生が大半を占めているのが現状なのではないかと思います。

そこで、このページでは、今後、理学療法士国家試験を受験される予定の方々の情報収集の利便性を考え、各社などから、試験終了後に発表された予想解答速報と、厚生労働省から最終的に公表された第53回PT国試の正答を比較した結果を、まとめておきたいと思います。

＊　各社から公表していただいている予想解答速報は、
　　あくまで、参考程度の情報の位置づけで、公表していただいているようです。
　　国試当日などに解答速報作成作業をしてくださる担当者の方は、本当にありがとうございます。

尚、各社から公表された予測解答速報は、運営者が確認できた時点の予測解答を基に、点数を算出しています。
第53回理学療法士国家試験では、採点除外等の取扱いをした問題もあるようです。

理学療法士

午前　第４問 – 徒手筋力テスト（採点対象から除外）

午後　第４問 – 徒手筋力テスト（採点対象から除外）

午後　第１４問 – 身体計測の結果（複数の選択肢を正解として採点）

共通問題

午前　第６６問 – 排尿機構（複数の選択肢を正解として採点）

午後　第５９問 – 平衡聴覚器の構造（複数の選択肢を正解として採点）

一般問題を１問１点（１６０点満点）、実地問題を１問３点（１１４点満点）とし、次の全てを満たした者を合格とする。

・総得点 165点以上／274点
・実地問題 40点以上／114点

出典：
厚生労働省のウェブサイト
国家試験合格発表
第53回理学療法士国家試験及び第53回作業療法士国家試験の合格発表について
（http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about.html）
2018年3月27日利用

そのため、採点対象から除外された問題を考慮し「 一般問題 」「 実地問題 」ともに1問1点（計198点満点）としています。

＊　注意：採点対象から除外された問題が無い場合の、実際の計算方法は、
　　　　　一般問題1問1点（160点満点）、実地問題1問3点（120点満点）です。

【三輪書店 – 第53回理学療法士国家試験解答速報サービス】

（2018年2月26日に運営者が確認時点の解答速報の情報）

・　午前問題：94点（満点99点）　→ 正答率約95%

・　午後問題：96点（満点99点）　→ 正答率約97%

・　合計：190点（満点198点）　　→ 正答率約96%

【国試塾リハビリアカデミー – 第53回理学療法士国家試験解答速報】

（2018年2月25日21時50分に運営者が確認時点の解答速報の情報）

・　午前問題：94点（満点99点）　→ 正答率約95%

・　午後問題：17点（満点99点）　→ 正答率約17%

・　合計：111点（満点198点）　　→ 正答率約56%

＊　注：その後2月27日にかけて数回、解答速報を更新していただいているようです。
　　　　2018年3月27日に、運営者が目視で確認できた範囲では、
　　　　上記の午後の正答率よりも改善しているようでした。
　　　　国試受験生の方は、解答速報に一喜一憂しすぎず、
　　　　予想解答速報の更新状況を、継時的に確認する必要もありそうですね。