訪問リハビリで、ニーズの高い訓練内容とは?
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2017年(平成29年)6月7日に厚生労働省のウェブサイトで公表された
「 第140回社会保障審議会介護給付費分科会資料
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第140回社会保障審議会介護給付費分科会資料
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000167241.html)
2017年6月9日利用
に、日本の訪問リハビリの現状に関連しそうな情報も取り上げられているようでしたが、訪問リハビリに関心のある、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の方や、訪問リハビリの管理職の方などはチェックされましたか?
このサイトでも
:知ってる? 日本の訪問リハビリテーションの現状(2017年)
の記事で簡単に取り上げておきましたので、お時間のある時などにご活用ください。
「 参考資料1:訪問リハビリテーション
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第140回社会保障審議会介護給付費分科会資料
参考資料1:訪問リハビリテーション
(PDF)
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000167233.pdf)
2017年6月9日利用
の資料では、
ー 以下、一部引用 ー
・ 訪問リハビリテーション計画における日常生活上の課題領域
・ 訪問リハビリテーション計画における最も優先順位が高い日常生活上の課題領域
・ 訪問リハビリテーションの訓練内容
などの統計情報などが掲載されているようでした。
最も優先順位が高いADL上の課題領域に対して最も多く行っている訓練としては、
ー 以下、一部引用・改変(グラフの統計情報を元に作成) ー
最も優先順位が高い課題領域(上位3項目)に対して最も多く行っている訓練
・歩行・移動 機能回復訓練:30.7% 基本的動作訓練:47.1%
・姿勢保持 機能回復訓練:43.7% 基本的動作訓練:42.2%
・移乗 機能回復訓練:16.3% 基本的動作訓練:66.3%
のようですね。
優先順位の高い課題領域の上位3項目としては、「 歩行・移動 」「 姿勢保持 」「 移乗 」ということで、現状の日本の訪問リハビリテーションへのニーズも、おおよそ推測できるのではないかと思います。
もちろん公表されている統計資料では、「 トイレ動作 」「 買い物 」「 趣味や社会活動 」などと、生活動作や応用的な活動、趣味なども、優先順位が高い日常生活上の課題領域として幾らかの割合もあるようですが、やはり、圧倒的に多いのは、「 歩行・移動 」のようですね。
こういった結果をどう受け止めるかは、PT・OT・STの職種や、訪問リハビリへの想いの違いにより、人そろぞれ捉え方に違いはあるのではないかと思いますが、今後、高齢者の割合が増えてくる日本社会において、訪問リハビリテーションのニーズの変化が現れてくるのか・・・・・?
経過を見ていきたいと思います。
2017年7月10日(月)には、第140回社会保障審議会介護給付費分科会の議事録も公開されたようです。
参考までにリンクを掲載しておきますね。
「 第140回社会保障審議会介護給付費分科会議事録(2017年6月7日)
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第140回社会保障審議会介護給付費分科会議事録(2017年6月7日)
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000170693.html)
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