どうなる? 脳卒中患者への医療提供体制。回復期~維持期の医療の現状について知る
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2017年(平成29年)5月17日に厚生労働省のウェブサイトで公表された情報
「 第4回脳卒中に係るワーキンググループ資料
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第4回脳卒中に係るワーキンググループ資料
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000165150.html)
2017年5月17日利用
の一連の資料を見てみると、
・ 脳卒中患者への回復期~維持期の医療提供体制関連の話題
・ 脳卒中患者への回復期~維持期の医療の現状関連の話題
などの情報も公表されているようでしたので、身体障がい領域で臨床をされてる、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の方は、チェックしてみてください。
「 資料1:脳卒中の回復期~維持期の医療提供体制構築に向けた考え方(案)
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第4回脳卒中に係るワーキンググループ資料
資料1:脳卒中の回復期~維持期の医療提供体制構築に向けた考え方(案)
(PDF)
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000165147.pdf)
2017年5月17日利用
ー 以下、引用 ー
一般的な経過を辿る脳卒中患者に対する回復期~維持期の医療提供体制構築に向けた考え方(案)
● 急性期から回復期への移行の際には、個々の患者の神経症状の程度等に基づき、機能的な改善の到達点や、それに到達する時期を予測した上で、回復期リハビリテーションの適応を検討する必要があるのではないか。
● 回復期リハビリテーションの適応のある患者は、急性期の病態安定後、速やかに回復期の医療に移行できる連携体制が必要ではないか。
● 回復期リハビリテーションによって、ADLの改善が十分に見込めなくなった場合には、円滑に維持期の医療に移行すべきではないか。
ー 以下、引用 ー
一般的な経過を辿らない脳卒中患者(経過中に合併症を併発、脳卒中を再発した場合を含む)に対する回復期~維持期の医療提供体制構築に向けた考え方(案)
● 合併症を有することにより回復期リハビリテーションの実施が困難となっている患者がいることから、リハビリテーションと合併症の治療を同時に実施できる体制の構築が望ましいのではないか。
● また、回復期リハビリテーションよりも合併症の治療が優先される患者や、維持期に合併症を併発した患者に対しては、合併症の性質及び患者の状態に応じた適切な医療を提供できる医療施設との連携(自施設内での連携を含む)が必要ではないか。
● 回復期や維持期に、脳卒中を再発した場合には、急性期の医療施設と連携する等して患者の病態を適切に評価した上で、病態や状態に応じた適切な医療施設で医療が行われるべきではないか。
ー 以下、引用 ー
脳卒中の医療提供体制の評価指標の考え方(案)
● 脳卒中の医療提供体制の評価は、地域全体の評価に加え、各医療施設の役割が果たせているかの観点も必要なため、地域の評価指標に加えて、各施設に対する評価指標も必要ではないか。
● 各施設が担うべき医療機能は地域により異なるため、各施設の評価指標は地域の実状を踏まえて設定する必要があるのではないか。
● 具体的な指標を含め、評価指標については、引き続き検討していく必要があるのではないか。
現状の日本での回復期リハビリテーション病棟での対象者として、脳卒中後の後遺症に対するリハビリテーションに関わる機会のある、PT・OT・STの方は多いのではないかと思います。
今後の脳卒中患者への医療提供体制がどのようになっていくのか?
気になりますね。
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