【PT・OT・ST】リハビリ系の人気研究論文をチェック(2018年12月ランキング分)

2019年3月21日

 

リハビリ系人気研究論文・文献ランキング

 

【2018年12月分】J-STAGEの月間アクセス数ランキングでトレンドを把握しよう

 

インターネット上で無料で利用できる、J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)で公表されている、医学・心理学・リハビリ関連の各雑誌の2018年12月分の月間アクセス数ランキングの上位の論文をピックアップしておこうと思います。

今回ピックアップさせていただいた論文は、リンク先で、登録無しで、無料全文取得(PDFダウンロード)できます。(2019年1月5日確認時点の情報)
2018年12月の月間アクセス数ランキングの順位は、2019年1月5日時点で、運営者が、目視で確認した情報です。正確に掲載するように努めておりますが、気になる方は、ご自身でも、よく確認ください。
各月のランキングは、毎月更新されるようですので、2019年1月以降には、J-STAGE上で2018年12月のランキングが確認できない可能性もありますのでご了承ください。

 

気になる論文探しや、論文のトレンドの把握や、日々の学習などにお役立てください。

 

 





 

 

以下に、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の方に関係しそうな雑誌や、論文テーマに関連するものをピックアップしておきました。

2018年11月分のページはこちら
【PT・OT・ST】リハビリ系の人気研究論文をチェック(2018年11月ランキング分)

 

 

J-STAGE – 心理学研究(1位〜5位)

 

 

 

心理学研究 」は、公益社団法人 日本心理学会による発行していただいている雑誌です。
心理学研究 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、公益社団法人 日本心理学会のホームページなどもチェックしてみてください。
心理学系の話題に関心のあるリハビリ専門家は参考になるのではないかと思います。

第1位(J-STAGE全体の第2位)

論文名
:自閉症スペクトラム指数 (AQ) 日本語版の標準化 高機能臨床群と健常成人による検討

論文情報
:心理学研究 2004年75巻1号 p.78-84

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.4992/jjpsy.75.78
* 2019年1月5日利用時点の情報

 
第2位

論文名
:主観的幸福感尺度の作成と信頼性・妥当性の検討

論文情報
:心理学研究 2003年74巻3号 p.276-281

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.4992/jjpsy.74.276

* 2019年1月5日利用時点の情報

 
第3位

論文名
:両側性転移における中枢説と末梢説の検討

論文情報
:心理学研究 1971年42巻3号 p.137-141

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.4992/jjpsy.42.137

* 2019年1月5日利用時点の情報

 
第4位

論文名
:Big Five尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討

論文情報
:心理学研究 2012年83巻2号 p.91-99

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.4992/jjpsy.83.91

* 2019年1月5日利用時点の情報

 
第5位

論文名
:性格特性用語を用いたBig Five尺度の作成

論文情報
:心理学研究 1996年67巻1号 p.61-67

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.4992/jjpsy.67.61
* 2019年1月5日利用時点の情報

 

 

 

J-STAGE – リハビリテーション医学(1位〜5位)

 

 

 

リハビリテーション医学 」は、1964年-2006年の間、社団法人日本リハビリテーション医学会(現:公益社団法人日本リハビリテーション医学会)により発行していただいた雑誌です。
リハビリテーション医学 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、公益社団法人日本リハビリテーション医学会のホームページなどもチェックしてみてください。
現在、公益社団法人日本リハビリテーション医学会では、「The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine」をJ-STAGEで公開中です(購読者番号でサインインする必要はあります)。

その他にも英語雑誌「Progress in Rehabilitation Medicine」はJ-STAGE上で無料閲覧可能です。

第1位

論文名
:変形性膝関節症のリハビリテーション – 第41回日本リハビリテーション医学会学術集会パネルディスカッション

論文情報
:リハビリテーション医学 2005年42巻4号 p.239-262

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2490/jjrm1963.42.239

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第2位

論文名
:末梢神経障害のリハビリテーション

論文情報
:リハビリテーション医学 1991年8巻6号 p.453-458

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2490/jjrm1963.28.453

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第3位

論文名
:記憶障害のリハビリテーション ―その具体的方法― 教育講演

論文情報
:リハビリテーション医学 2005年42巻5号 p.313-319

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2490/jjrm1963.42.313

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第4位

論文名
:脳卒中リハビリテーション治療の最前線 – 第42回日本リハビリテーション医学会学術集会シンポジウム

論文情報
:リハビリテーション医学 2006年43巻1号 p.13-39

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2490/jjrm1963.43.13

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第5位

論文名
:歩行能力とバランス機能の関係

論文情報
:リハビリテーション医学 2006年43巻12号 p.828-833

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2490/jjrm1963.43.828

* 2019年1月5日利用時点の情報
 

 

 

J-STAGE – 脳科学とリハビリテーション(1位〜5位)

 

 

 

脳科学とリハビリテーション 」は、脳機能とリハビリテーション研究会により発行していただいている雑誌です。
脳科学とリハビリテーション 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、脳機能とリハビリテーション研究会のホームページなどもチェックしてみてください。
脳卒中領域のリハビリテーションに従事されているリハビリ専門家は、参考になるのではないかと思います。

第1位

論文名
:左被殻出血例の血腫の進展方向とFIM認知項目の予後との関連性

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2018年18巻 p.1-8

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.180401

* 2019年1月5日利用時点の情報

左被殻出血後の方の、血腫進展比と重症度などに関して研究したい方にとっても、何かしらの参考になるのではないかと思います。

 

第2位

論文名
:慢性期脳卒中片麻痺例に対するCI療法のコンセプトを応用した下肢集中訓練の試み

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2018年18巻 p.35-40

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.180518

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第3位

論文名
:再発半球と同側方向へのpusher現象が生じた一症例

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2018年18巻 p.19-24

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.171114

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第4位

論文名
:CI療法は脳卒中片麻痺患者の日常動作の習慣化,感覚障害の改善にも影響を及ぼす

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2006年6巻 p.19-23

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.060106

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第5位

論文名
:物体中心無視に対する没入型仮想現実による手がかり刺激呈示システムの使用経験

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2018年18巻 p.25-30

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.180331

* 2019年1月5日利用時点の情報
 

 

 

J-STAGE – 日本内科学会雑誌(1位〜5位)

 

 

 

日本内科学会雑誌 」は、 一般社団法人 日本内科学会による発行していただいている雑誌です。
日本内科学会雑誌 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、一般社団法人 日本内科学会のホームページなどもチェックしてみてください。
内科系のリハビリに従事されている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を始め、どの分野の臨床家にとっても、画像所見や、検査結果(ラボデータ)所見による病態の把握や、リハビリ中のリスク管理などを考える上で内科の知識は重要なのではないかと思います。

第1位

論文名
:II.貧血の分類と診断の進め方

論文情報
:日本内科学会雑誌 2015年104巻7号 p.1375-1382

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2169/naika.104.1375

* 2019年1月17日利用時点の情報

 

第2位

論文名
:7.内科医が診る不明熱の鑑別診断 Aセッション

論文情報
:日本内科学会雑誌 2016年105巻3号 p.457-463

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2169/naika.105.457

* 2019年1月17日利用時点の情報

 

第3位

論文名
:1.副腎皮質機能低下を早期診断・治療するために V.副腎皮質

論文情報
:日本内科学会雑誌 2014年103巻4号 p.878-885

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2169/naika.103.878

* 2019年1月17日利用時点の情報

 

第4位

論文名
:3.BUN,クレアチニンの代謝BUN,クレアチニン高値を認めたときの鑑別診断の進め方 I.診断へのアプローチ

論文情報
:日本内科学会雑誌 2008年97巻5号 p.929-933

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2169/naika.97.929

* 2019年1月17日利用時点の情報

 

第5位

論文名
:1.高齢者のめまい・ふらつきの診断と治療ポイント V.めまい,ふらつき,しびれ感,不眠症

論文情報
:日本内科学会雑誌 2014年103巻8号 p.1869-1875

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.2169/naika.103.1869

* 2019年1月17日利用時点の情報

 

 

 

J-STAGE – 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌(1位〜5位)

 

 

 

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 」は、一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会による発行していただいている雑誌です。
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会のホームページなどもチェックしてみてください。
呼吸リハビリテーションを始め、内科系のリハビリに従事されている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方にとっては、参考になるのではないかと思います。

第1位

 
第2位

 
第3位

 
第4位

 
第5位

 

 

 

J-STAGE – ヘルスプロモーション理学療法研究(1位〜5位)

 

 

 

ヘルスプロモーション理学療法研究 」は、日本ヘルスプロモーション理学療法学会により発行していただいている雑誌です。
ヘルスプロモーション理学療法研究 」の論文のテーマなどに関心のある方は、雑誌のバックナンバーの確認や、日本ヘルスプロモーション理学療法学会ホームページなどもチェックしてみてください。
理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門家は、参考になるのではないかと思います。

第1位

論文名
:運動負荷後における循環応答の経時的変化

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2015年5巻1号 p.19-24

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.5.19

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第2位

論文名
:総説 歩行時のToe clearance と足趾把持力について ―転倒予防の観点から―

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2016年6巻1号 p.1-7

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.6.1

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第3位

論文名
:Trail Making Test とMini-Mental State Examination との関連 ―簡便な認知機能低下の識別方法の検討―

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2013年3巻1号 p.1-4

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.3.1

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第4位

論文名
:患者のリハビリテーション意欲をどう評価するか -リハビリテーション意欲の他者評価,セラピストの視点から-

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2014年3巻4号 p.183-187

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.3.183

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

第5位

論文名
:足底への感覚刺激が足底感覚および足趾把持力に及ぼす影響

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2013年3巻3号 p.129-133

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.3.129

* 2019年1月5日利用時点の情報
 

 

 

今回のランキング情報は以上です。
その他の論文も気になる方は、J-STAGEのサイトをチェックしてみてください。

 

 

キーワード
:j stage

* 2019年1月5日確認時点

 

 

などと検索してみると、すぐ見つかるのではないかと思います。

 

 

 

番外編:ちょっと気になる論文

 

 

 

ヘルスプロモーション理学療法研究

論文名
:年長児の握力測定の意義について Significance of Hand Grip Strength Measurement for Children Aged 5-6

論文情報
:ヘルスプロモーション理学療法研究 2017年7巻2号 p.51-55

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.9759/hppt.7.51

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

小児・発達領域で臨床をされている方の中には、「握力」の継時的な変化や、測定の意義に関心を持たれている方もいるのではないかと思います。
上記の論文では、健常年長児408名の握力を始めとした平均値±標準偏差のデータもまとめていただいているようですので、年齢を考慮した平均値±標準偏差の比較目的の参考データとしても活用できそうです。
児童発達支援や放課後等デイサービス、病院で小児リハビリテーションを担当されているリハビリ専門家の方にとって、有益な研究論文なのではないかと感じます。

 

 

脳科学とリハビリテーション

論文名
:注意障害を伴う重度地理的障害例の症候学的分析とリハビリテーションの考察 -言語的な手がかりではなくランドマークの設置が有効であった症例-

論文情報
:脳科学とリハビリテーション 2017年17巻 p.31-37

記事の概要・論文抄録ページへ(リンク先ではPDF全文の無料ダウンロードもできます)
https://doi.org/10.24799/jrn.170306

* 2019年1月5日利用時点の情報

 

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方を問わず、急性期の病院で働いていると、脳血管障害による地理的障害が疑われる方を担当される機会もあるのではないかと思います。
上記の論文では、街並失認・道順障害の所見についての情報の整理や、病院内での地理的障害に対するリハビリテーションを考える上での何かしらの参考になるのではないかと感じます。

 

 

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌

 

内科系(内部疾患)のリハビリテーションを専門に従事された方は、周知の事実ではないかと思いますが、内科系の病態を把握する上では、各臓器の状態と、それぞれの臓器の関係性に関してトータルで捉える必要があるのではないかと感じます。
また、呼吸リハや心臓リハを専門に行われているセラピストと、内科領域を未経験のセラピストでは、病態の理解や、運動強度に対する認識に差が出やすいのではないかと思います。
脳のリハビリテーションにも通じるところですが、内科系のリハビリ支援には、かなりの想像力が求められそうです。

 

 

 

 




 

 

 

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