【2018年版】VR・MRリハビリテーション特集 | 高次脳機能障害・認知・運動リハビリアプリの現在。

2020年8月9日

 

【2018年版】VR・MRリハビリテーション特集 高次脳機能障害・認知・運動リハビリアプリの現在。

 

【2018年版】仮想現実・複合現実関連リハビリアプリをチェック

 

2018年(平成30年)現在の日本で提供されている、仮想現実(バーチャルリアリティ:VR – Virtual Reality)や、複合現実(ミクストリアリティ:MR – Mixed Reality)を応用したリハビリ支援機器などの情報を調べてみると、

 

リハまる 」(株式会社テクリコ)

 ー 高次脳機能障害改善リハビリアプリ(作業療法)

 ー 運動機能改善リハビリアプリ(理学療法)

 ー ミラーリング関連療法アプリ

 

リハまる紹介動画 | Rehamaru MedのYouTubeチャンネル

公開日:2018年2月27日
視聴時間:3分13秒

 

という、3Dリハビリソフトウェア・システムが提供されていることを知りました。
関連情報を調べてみると、「 株式会社テクリコ 」と「 関西医科大学 」の共同開発のシステムのようでした。また、サービス開始が、2017年(平成29年)10月28日のようです。

 





 

受賞歴に関しては、

 

第1回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会(2017年度)の優秀演題賞

 

を受賞されたテーマのようです。テクノロジーとリハビリ・医療の話題に関心のあるリハビリ専門家の方は、すでに知っている方もいるのかもしれませんね。

 

 

早速、サービスを詳しく調べてみたい方は、以下のGoogleの検索エンジンなどで

 

キーワード

:リハまる

 

などで検索してみると、サービスの公式サイトが見つけやすいのではないかと思います。

* 2018年3月6日確認時点の情報

 

 

 

【2018年版】VR・MRリハビリテーション特集 | 高次脳機能障害・認知・運動リハビリアプリの現在。

 

 

 

HoloLens(ホロレンズ)などのゴーグル型・眼鏡型デバイスの可能性
VR・MRリハビリテーションへの期待

 

2018年3月6日時点で、パンフレットをダウンロードしてみると、「 リハまる 」は、

 

HoloLens

 

Microsoft HoloLens: Welcome Japan Partners
(Microsoft HoloLensのYouTubeチャンネル)

(日本語字幕付き)
公開日:2016年11月28日
視聴時間:1分48秒

 

を活用して複合現実(MR)を表現しているようです。(現実の景色に映像などを組み合わせる)

 

HoloLens 」に関心のある方は、上記のYouTube動画などもチェックしてみてください。

 

 

仮想現実(バーチャルリアリティ:VR – Virtual Reality)や、複合現実(ミクストリアリティ:MR – Mixed Reality)に関連する話題というと、このサイトでも、今後のリハビリ関連の研究テーマ案として、

 

研究テーマ案(作業療法士・言語聴覚士・エンジニア向け)(2018年2月19日公開)

 

高次脳機能・認知機能シミュレーターの開発 | 仮想現実・複合現実の視点から

 

人の脳の機能は多岐に及びます。比較的わかりやすい運動・動作については、目で見てわかりやすい現象ですが、視空間認知能力(半側空間無視)・失語(運動性・感覚性)・道具使用障害(失行)・遂行機能障害をはじめとした脳の障害に由来する各種障害は、一般の方のみならず、臨床で働くリハビリ専門家の方にとっても、その理解に苦しみます。特に、現場での経験の浅いリハビリ養成校の学生時代や、新人の臨床家にとっては、尚更ではないかと感じます。
そのため、各種脳障害の症状を模した仮想現実(バーチャルリアリティ)や、複合現実(ミクストリアリティ)のシミュレーター環境を開発することで、

 

・ 体感的・体験的に高次脳機能障害・認知機能障害(脳障害)を学ぶ一助となる

・ 高次脳機能障害者の視点を感じること出来る

・ 仮想現実で体感できることで、より良い支援を考える上での参考になる

 

などの役に立つのではないかと思います。
上記のような事項は、主に、リハビリ養成校学生向けの教育や、新人のリハビリ専門家の養成を行う上で、喜ばれるのではないかと思います。

出典:
PT・OT・STニュース.blog
特別企画コンテンツ
:【リハビリ研究テーマ】PT・OT・STニュース.blogは、研究者・開発者に語りかける。(一覧)
http://ptotstnews-blog.com/talk-passionately-about-research/
2018年3月9日利用

 

研究テーマ案(理学療法士・作業療法士・エンジニア向け)(2018年2月19日公開)

 

筋・神経・靭帯・関節運動シミュレーターの開発 | 仮想現実・複合現実の視点から

 

理学療法士・作業療法士の方は、自分が運動学や解剖学などの文献や、解剖の実習、手術の見学などで学んできた知識をもとに、皮膚の下にある組織(筋肉・神経・靭帯・骨など)の状態をイメージしながら、リハビリをされるのではないかと思います。
ただ、人の理解状況や、知識のレベルには、個人差があります。そのため、ストレッチをはじめとした治療手技に関しては、セラピスト間で大きな格差があるのが現状です。
ただ、いざ、深く学ぼうと思っても、見当違いの学習に終わり、日々悶々とされている若い臨床家の方も多いのではないかと感じます。
仮想現実・複合現実を応用して、実際の人の身体運動(関節運動)に合わせて、視覚的に

 

・ 筋肉・腱の走行と関節運動に伴う伸縮(緊張具合)の変化

・ 神経の走行と関節運動に伴う伸縮(緊張具合)の変化

・ 靭帯の走行と関節運動に伴う伸縮(緊張具合)の変化

・ 関節運動に伴う、骨の移動軌跡

 * 解剖学的な名前も表示されると学習の際ありがたいです
 
 

などと、様々な組織のレベル(層・レイヤー)で変化を確認できる学習支援機器・シミュレーターがあると、理学療法士・作業療法士の方々を主体として多くのリハビリ専門家の治療技術向上に貢献出来るのではないかと思います。 

直感的には、汎用人工知能(AI)や、認知処理をシュミレーションするよりは、コンピュータの計算量は少ないのではないかと思いますが、汎用人工知能を開発する前に、どなたか開発してみませんか?

出典:
PT・OT・STニュース.blog
特別企画コンテンツ
:【リハビリ研究テーマ】PT・OT・STニュース.blogは、研究者・開発者に語りかける。(一覧)
2018年3月9日利用

 

などと、今後のリハビリ関連の研究開発に関する話題に触れさせていただきました。

 

その他にも、リハビリ業界への期待と私見として

 

PT・OT・STニュース.blogは考える。理学療法士(PT)への期待と私的見解

 

加速度計をはじめとするセンサーや、画像認識系のスマホアプリを始めとしたアプリケーション(ソフトウェア)に精通し、センサーとアプリやハードウェア(ハード)などを組み合わせて、新たな価値を創造できるPTの方が増えてくることで、運動麻痺などの運動機能障がいの方々のリハビリ支援の選択肢が増えたり、運動支援・介護支援機器などの開発の一助となるのではないか?

 

と感じています。

PTの方にとっては、日々の臨床のルーティン業務で必要とされるであろう運動療法や、術式・病態などの知識や技術などの学習に加え、情報端末や、テクノロジーを活用したリハビリテーション領域の開拓に関心を持たれる方が増えることを陰ながら期待していきたいと思います。

出典:
PT・OT・STニュース.blog
特別企画コンテンツ:PT・OT・STニュース.blogは考える。理学療法士(PT)への期待と私見
http://ptotstnews-blog.com/thinkpt/
2018年3月6日利用

 

 

PT・OT・STニュース.blogは考える。作業療法士(OT)への期待と私見

 

スマホアプリを始めとしたアプリケーション(ソフトウェア)をプログラミングできたり、活用できるOTの方が増えてくることで、高次脳機能障がい・認知障がい・精神障がいなどの方々の支援ツールの充実や、病院・施設のスタッフが困っていることに対する支援の選択肢が拡がり、より有益な支援につなげられる可能性につながるのではないか?

 

という漠然とした思いがあります。

OTの方にとっては、日々の臨床のルーティン業務で必要とされるであろう運動療法やADL支援、術式・病態などの知識や技術、高次脳機能障がい者・精神障害がい者、発達障がいの子などへの認知リハビリテーションなどの学習に加え、情報端末や、テクノロジーを活用したリハビリテーション領域の開拓に関心を持たれる方が増えることを陰ながら期待していきたいと思います。

出典:
PT・OT・STニュース.blog
特別企画コンテンツ:PT・OT・STニュース.blogは考える。作業療法士(OT)への期待と私見
http://ptotstnews-blog.com/thinkot/
2018年3月6日利用

 

 

PT・OT・STニュース.blogは考える。言語聴覚士(ST)への期待と私見

 

スマホアプリを始めとしたアプリケーション(ソフトウェア)をプログラミングできたり、活用できるSTの方が増えてくることで、より有益な支援につなげられる可能性が拡がるのではないか?

 

という漠然とした思いがあります。

STの方にとっては、日々の臨床のルーティン業務で必要とされる摂食・嚥下関連の知識や技術、失語症や発達障がいの子などへの認知リハビリテーション、コミュニケーション技法練習などの学習に加え、情報端末を活用したリハビリテーション領域の開拓に関心を持たれる方が増えることを陰ながら期待していきたいと思います。

出典:
PT・OT・STニュース.blog
特別企画コンテンツ:PT・OT・STニュース.blogは考える。言語聴覚士(ST)への期待と私見
http://ptotstnews-blog.com/thinkst/
2018年3月6日利用

 

などと、リハビリ支援とアプリケーションの可能性などについて意見をまとめさせていただいていました。

 

 

今回取り上げさせていただいた支援技術に関しては、これからの分野(2016年がVR元年のようですので、VR関連のコンピュータ機器の発展も必要そうですね。)なのではないかと思いますが、

 

リハまる

 

などの支援技術が、今後、臨床現場などで、リハビリ専門家の方に活用され始めることで、現場とのズレのフィードバックが活発となり、

 

VR・MRリハビリテーション

 

が、高次脳機能障害者や運動麻痺などでお困り中の方々や、リハビリ専門家にとって、実践的なレベルで役に立つ日が来ることを期待していきたいと思います。
(現状の主流である、物理的な現実世界だけでのリハビリの支援技術だけでは、すでに限界を感じられているリハセラピストの方も多いのではないか推測します。)

 

また、リハビリ支援技術だけにとどまらず、リハビリ専門家への教育にも応用されることを楽しみにしています。

 




 

by PT・OT・STニュース.blog

 

 

 

 

リハビリアプリは理学療法士(PT)に新たな働き方を提供できるのか?(2017年)

 

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