第53回PT国試午前 設問No.32 – 関節リウマチの脊椎病変で最も多い症状とは? | 理学療法士国家試験の過去問(2018年・平成30年)

2018年10月21日

 

PT国試午前設問No.32 – 関節リウマチの脊椎病変で最も多い症状とは?(整形外科)
第53回理学療法士国家試験の過去問

 

第53回PT国試午前 No.32 – 関節リウマチの脊椎病変で最も多い症状とは?(整形外科)
動画で学ぶ理学療法士国家試験の過去問(2018年・平成30年版)

 



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第53回理学療法士国家試験の午前の問題「 設問No.32 」の問題と正答(解答)の動画です。

 

・ 問題文:15秒程表示
・ 正答:5秒程表示

 

【問題解説】

問題では、関節リウマチの脊椎病変で最も多い症状について問われています。
関節リウマチでは、手などの関節の痛みや変形を思い浮かべる方も多いのではないかと思いますが、上肢・下肢の関節と同様に、脊椎の椎間関節や環椎軸椎関節には滑膜関節が存在するため、上位頸椎病変の脊椎病変を合併する傾向もあるようです。
環軸椎亜脱臼(AAS:atlantaxial subluxation)は、歯突起周囲の靱帯支持機能(横靱帯など)が炎症や歯突起
が破壊されるなどで生じるようです。
環椎歯突起間距離(ADI:atalantodentalinterval – 環椎前弓後縁と歯突起前縁間の距離)が3mm以上を前方亜脱臼と診断し、有効脊柱管前後径(SAC:spaceavailable for thecord – 歯突起後縁から環椎後弓前縁までの距離)が13mm以下の場合に、脊髄障害が発生するリスクが高まると考えられているようです。

全介助や、ある程度の介助が必要な動作レベルの関節リウマチを合併されている方を担当する場合は、頸の症状などの現在の状態の事前把握や、頸椎カラーの有無の確認、起居動作の介助時の頸部の安定性の確保のために頭を支えるなど配慮も必要そうですね。

 

 

 

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