【2019年版】自費リハビリ・保険外リハビリ特集
【2019年版】自費リハビリテーション関連事業をチェック
【追記:2021年3月14日】
2020年時点での自費リハビリの動向に関しては、以下の調査報告書に、公益社団法人 日本医師会 日本医師会総合政策研究機構による提言などがまとめられているようでした。一部引用しておきます。
2.7. リハビリテーション関連
2.7.1. リハビリテーションの種類と定義医療機関が実施するリハビリテーションには、公的保険によるものと公的保険外によるものがある。また、医療機関以外の民間事業者が医療行為ではないサービスを「自費リハビリ」と称して提供している。本稿ではこれらの「自費リハビリ」を「自称リハ」と呼ぶ
(3)自称リハ(民間事業者)
① 規制
理学療法士(以下、PT(Physical Therapist))および作業療法士(OT(Occupational Therapist)))は、身体に障害のある者に対して、医師の指示の下に理学療法、作業療法を行う者である。PT・OT の業務は、医師の指示の下での診療の補助に限定されており、理学療法士、作業療法士として名乗って、障害のある者に対する施術を独立開業して行うことは認められていない。東日本大震災復興特区では訪問リハビリ事業所の開設が認められていたが162、2019 年度末で期限が切れることから(福島県を除く)、今後の取り扱い(全国展開も視野に入れて)について163、検討することになっている。
一方、医師の指示の必要がない介護予防事業等については、厚生労働省は理学療法士を名乗って行うことが可能であると判断している。また、日本理学療法士協会も、予防目的の運動指導については、医師法、理学療法士および作業療法士法に抵触しないとの見解をあらためて示している。
2.7.4 今後の展望と課題
(一部省略)
「自称リハ」の中には、医師のリハビリテーションへの指示書の提示を推奨しているところや、利用者が医療機関からの紹介で来店するなど、医療と密接に連携しているところもあるが、その対極にあるようなところもある。「自称リハ」について、医療本体との棲み分けや連携のあり方を明確にし、また質の担保と利用者保護の観点から業界ガイドラインを策定することが求められる。
出典:
経済産業省
委託調査報告書
平成31年度・令和元年度分の掲載一覧(PDF形式)
管理番号:000037
掲載日:02.5.25
ファイルコード:E008438
令和元年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(公的保険外・医療周辺サービス実態調査)調査報
令和元年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(公的保険外・医療周辺サービス実態調査)調査報告書 令和2年2月公益社団法人 日本医師会 日本医師会総合政策研究機構(PDF)
2021年3月14日利用
2018年に公開した
:【2018年版】自費リハビリテーション特集 | 気になる? 保険外リハビリの現在。
は、おかげさまで多くの方に関心を持っていただいたようであり、改めて時代性のある話題であることを認識するきっかけとなりました。
そこで2019年も自費リハビリ・保険外リハビリなどの話題に関心のある理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)等のリハビリ専門家の日々の情報収集目的や自費リハビリのサービスを探している方の情報収集の利便性を考慮し、運営者が確認できた範囲で自費リハビリ関連事業を提供していただいているサービスなどの情報を集めてまとめていきたいと思います。
このページの使い方としては、
・ 自費リハビリを提供しているサービス事業所を知りたい
・ 自費リハビリを提供しているサービス事業所でのセラピストの求人状況を知りたい
・ 自費リハビリにまつわる関連情報を知りたい
などの使い道があるのではないかと思いますが、日々の情報収集の参考になることがありましたら幸いです。
自費リハビリには、店舗型や訪問リハビリなどのサービス形態などがあるようですね。運営元の会社・医療法人などの形態も様々なようです。2018年には、大手企業の自費リハビリテーション事業への参入に関連するニュースが話題となったこともあり、世間の認知も以前よりは進んできているのではないかと感じます。
また、2018年の未来投資会議構造改革徹底推進会合「健康・医療・介護」会合では、保険外サービスの普及に向けた取り組みが、今後進んできそうな予兆を感じさせる記述も見られるようでしたので今後の動向を見守りたいと思います。
【自費リハビリテーション:順不同】
事業所などは、2019年7月4日までに確認時点
更新状況 2019年7月4日(木)
・ 【東京エリア】自費リハビリ事業所探し(一覧) 施設を追加♪
関心のある自費リハビリサービスがありましたら以下の、Googleの検索エンジンなどで詳細を調べてみてください。
ご利用を検討中のは、自費リハビリの費用(価格・料金体系)や、サービスの対象者(脳卒中・整形外科・内科疾患・小児発達支援・療育)、対応エリア(都道府県)などの違いもあるようですので各サービスのホームページでしっかりと調べていただくことをお勧めします。
各サービスを一眺してみると、求人(採用情報)の状況は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの求人を募集されているところもあるようです。
* 現在のサービスの提供状況や所在地・対応エリア・サービスの特徴などは、ご自身でもよくご確認ください。
・ 【東京エリア】自費リハビリ事業所探し(一覧) 施設の追加♪
・ mamakuri 〜ことば繋がるオンライン訓練室
対応エリア:北関東(行田・鴻巣・北本・桶川・羽生・上尾・大宮など)
特徴:言語聴覚士の自費訪問リハビリ・相談(失語、構音・嚥下障害へのアドバイス等)
オンライン上での相談サービスもあり。
Twitter:mamakuri(@stmama1_1)
確認時点では、ツイッターのアカウント上に、ホームページへのリンクはありませんでした。
Googleの検索エンジンでキーワード「mamakuri ことば繋がるオンライン訓練室」で検索するとすぐに見つかると思います。
* 2019年2月9日時点の情報
mamakuriです!#2児童の母 で #言語聴覚士 として働いています☺️
ママが働きやすい環境で、時間で、場所で仕事をしたく独立しました✨#自費リハビリ 〜 #オンラインリハビリ (エリアは行田〜上尾、羽生、吉見)まで対応いたします。
詳しくはホームページをご覧ください☺️— mamakuri (@stmama1_1) 2019年1月23日
・ 脳梗塞リハビリセンター
所在地:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・新潟県・熊本県など
特徴:NPO法人脳梗塞リハビリ研究会と株式会社ワイズの共同企画の運営施設。
その他
:2018年8月30日には、エムスリー株式会社(医療従事者専門サイト m3.com を運営)が株式会社ワイズの株式を取得し、子会社化が決議されたようです。
また、2019年1月8日には、オンライン医療事業を目的とした、LINE株式会社との共同出資による新会社であるLINEヘルスケア株式会社の設立が公表されました。LINEヘルスケア株式会社の今後の展望として「LINE」を活用した
「医療系Q&A・遠隔健康医療相談・オンライン診療等のオンライン医療事業」
を展開予定のようです。
2019年中には、遠隔健康医療相談サービスの開始を予定とのことで、今後の動向に注目が集まりそうです。
Twitter: 脳梗塞リハビリセンター(@reha17492707)
・ 株式会社エムダブルエス日高(パーソナル・チームリハ – 自費リハ事業)
所在地:群馬県
特徴:脳卒中後遺症、整形外科系のリハビリ(理学療法士・作業療法士)など。
その他に介護保険外事業としてICTリハなどもあり。
・ 訪問リハビリ「 Vital-バイタル- 」 | 株式会社いきいき舎
所在地:千葉県
特徴:自費訪問リハビリ(理学療法士・作業療法士など)
・ Dream Style
所在地:奈良県
対応地域:奈良県、大阪府
特徴:自費リハビリ(作業療法士)など、パーソナルコーディネート
リハビリ、環境調整、セルフトレーニング、介護予防、退院時同行、外出支援など各種プランあり
Twitter: Dream Style(@DreamStyle0506)
* 検索エンジンで探しにくい場合は、Dream StyleのTwitterページ:@DreamStyle0506 を参照してみてください。
・ エポック 自費リハビリサービス(EPoch)| 株式会社 Rebel Flag
所在地:兵庫県・大阪府
特徴:訪問リハビリ
・ オーダーメイドサロン MITSUKI
所在地:広島県
特徴:自宅サロン(店舗)での自費リハビリ(作業療法士)。筋膜の視点を取り入れた支援など。
Twitter:リハビリ難民のサロン MITSUKI(@toratezza_0316)
・ 脳梗塞リハビリ徳島本店(脳梗塞リハビリセンター徳島本店)
所在地:徳島県徳島市
特徴:店舗型(理学療法士・作業療法士)。
・ ひさまつクリニック・平和会訪問看護ステーション 保険外(自費)リハビリ
所在地:鹿児島県
特徴:訪問リハビリ。介護保険・医療保険適応の訪問リハビリも対応。
・ Kasugai
所在地:熊本県
特徴:訪問リハビリ(理学療法士)
【2019年版】検索キーワードの動向を知る
自費リハビリに関する名称に関して「他の呼び名もどうか?」と思われている方もいるのではないかと思いますが、運営者が個人でわかる範囲の公開情報では、
キーワード
:自費リハビリ
:保険外リハビリ
などの名称で検索される傾向があるようです。以下に2019年2月9日時点で確認できた検索キーワードの一例を掲載しておきます。自費リハビリ関連の話題探しや関連サービス探しなどにお役立てください。
* Google・Bingの検索情報を基に作成
【検索ワード:自費リハビリ系】
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検索ワードの候補をみていくと「 自費リハビリ 違法 」「 保険外リハビリ 法律 」と検索される方が一定数いらっしゃるようですね。
自費リハビリの動向に関しては今後どうなるのかは未知数ではありますが、リハビリ専門家の方々が知恵を絞り、より安全で信頼できる形でサービスを発展し社会に貢献していただけることを見守りたいと思います。
(2019年2月9日時点の見解です。この記事を読んでくださっている現在の自費リハビリを取り巻く制度上の状況 – 違法・適法・規制状況 – などは、ご自身でもよくご確認ください。)
2019年7月2日時点で検索キーワード例を確認してみると、いくらかの変化もあるようでしたので掲載しておきます。
【検索ワード:自費リハビリ系】
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地域の潜在需要に関して思うこと
勝手ながら、運営者が感じる一般の方々(明らかな障害の診断のない方々)の地域の潜在需要としては、
「 ストレッチやマッサージを始めとした、身体のメンテナンスや
健康維持のアドバイスをして欲しいと思っている方がいくらかいるかもしれない
ただし、安価(訪問リハビリの介護保険の1割負担程度)に… 」
ということを感じます。地域にマッサージ・リラクゼーション系のサービスがあるので、それでいいのでは?と思いますが、希望される方等に詳しく話を聴いていくと
「 どこに頼んだらいいかわからない… 」
「 高いのはちょっと… 」
というジレンマがあり、こういうサービスがあったら使いたいと思われていても実際の行動に移されていないのが現状のようです。
上記のような潜在ニーズに応えるために、リハビリ専門家が予防リハビリ・自費リハビリ系のサービスを自分でもやりたいと思っていても、単価が安いと自分の生活も苦しくなる可能性も考えられるので悩ましいところですね。
ただ、思考の柔軟性の高い方であれば安価にパーソナルトレーナー・メンテナンスのサービスを提供していく中で、
① 一般の方の心身機能の現状データの収集
② 提供するメニュー内容と心身機能の変化のデータの収集
③ 一般の方の仕事や生活上の困りごとと、その対応方法
などのデータや事例を収集する中で、一般の方々などへの健康や幸福に貢献できるようなサービスの創出や、製品開発につなげられる可能性も秘めているのではないかと思います。
ここ最近のリハビリ専門家の人数構成は、20〜30代の方が多くを占めているようですね。そのため、2040年以降の高齢化社会のピークを超えた後のリハビリ専門家のあり方も少しずつ考えざるおえない日もいずれは来るのではないかと感じます。
陰ながら、これからの若いリハビリ専門家の皆さんの自分たちのサービスに関する創意工夫を楽しみにしています。
【2019年版】自費リハビリテーション関連SNS投稿をチェック
自費リハビリの話題に関心のある方の参考までに、2019年にTwitter(ツイッター)上で投稿されているツイートを取り上げていきたいと思います。
2018年に一気に世間に認知され始めたのではないかと思いますが、今後の自費リハビリの行方・・・どうなるのでしょうか?
2019年のTwitter投稿
:【2019年版】自費リハビリテーション関連SNS投稿をチェック(記事ページへ)
・自費リハビリは違法か?論争についての整理
・自費リハビリの値段について
・脳梗塞リハビリセンター関連:自費リハビリ開設支援サービス
・自費リハビリの求人について など
2019年も自費リハビリに関連する投稿もあるようですので、関心のある方は、Twitter上で「自費リハビリ」などで検索してみてください。
:【2020〜2021年版】自費リハビリ・保険外リハビリの動向をチェック