どうなる?作業療法士の未来… | 第52回日本作業療法学会(名古屋2018年)をSNS投稿で振り返る
作業療法士はどうなってしまうのか?
作業療法士の方は、ご存知かと思いますが、2018年9月7日(金)〜9月9日(日)というと、第52回日本作業療法学会(名古屋)でしたね。
2018年9月7日(金)〜9日(日)は、第52回日本作業療法学会(名古屋)ですね。
9月6日の北海道胆振東部地震の影響で、参加できなかった会員の方への
対応は、学会終了後に方針を公表予定のようです。
参加予定の作業療法士・学生の方や発表者の方々にとって、実りある学会になりますように#作業療法士— PT・OT・ STニュース.blog (@ptotstnews_blog) 2018年9月6日
このサイトでは、ツイッター上でも情報を発信させていただいていることもあり、学会終了後のツイッター上の投稿を眺めていると、
「 今後の作業療法士はどうなってしまうのか? 」
と感じるような、投稿も散見されるようでしたので、このサイトでも取り上げておきたいと思います。
第52回日本作業療法学会関連のSNS投稿を振り返る
カテゴリ
ー 「 作業 」を忘れた作業療法士?
ー 作業療法の身内話?
ー 作業療法の枠を超えて?
ー 作業療法士はなぜ学会発表をするの?
ー 作業療法学会参加の魅力
「 作業 」を忘れた作業療法士?
今回の学会でちょっと思ったことが、
リハ医学会と雰囲気一緒w
印象だけど演題の半数以上が作業に触れてなくない?!💦“作業"療法学会なのに!
口述発表の中でも優秀な演題がスペシャルセッションに選ばれるそうだけど、
作業に関係ないのが選ばれてるし、
なんかねー— naoto/OT (@n_otu) 2018年9月9日
学会でOTIPM、OBPに興味あるけど実践できないという人達と話したけど
共通するのは「患者さんが受け入れてくれない。手を治して欲しいって言われる』
って全部患者さんのせいにしてるとこ。以前は患者や環境のせいにしてたけど、8割が自分のOTスキル不足と気づかされて成長しました!
— naoto/OT (@n_otu) 2018年9月9日
* OTIPM:作業療法介入プロセスモデル(Occupational Therapy Intervention Process Model:オティプム)
OBP:作業に焦点を当てた作業療法実践(Occupation Based Practice)
今日OT学会の企画の打ち合わせで話していて、精神科病院にいた頃あんなに執拗に「作業療法」について考えていた自分が、地域で働き始めてもうすぐ4年のいま、めっきり考えなくなったね…と改めて気がついた(´-`)
— sk_bot (@saki_motcha) 2018年9月3日
お願いします。全国学会で作業に焦点を当てた作業療法らしい発表をしていくことが大事とは思いますが、県も盛り上げたいので、全方向は頑張れないです。。。
— ななちき@意識眠い眠い系 (@nanachiki0522) 2018年9月9日
コメント
:「 作業療法士にとっての作業とは何か? 」作業療法士の方にとって、永遠のテーマなのではないかと思いますが、実は人間がすることのあるゆることは、見方によって「 作業 」(広義の作業)なのでしょうね。
『 何を作業療法の「 作業 」というのか? 』というのは、それぞれの作業療法士の方の熱い想いや価値観もあると思いますので、狭義の「 作業 」(趣味的な楽しめる活動を、ちょっと工夫することで、治療として応用する方法等)に関しては、今後も議論されやすいテーマではないかと思います。
第52回日本作業療法学会の特設サイトで、「 作業 」に関連しそうな抄録を調べてみると、幾つかあるようでした。
(他にもあると思いますので気になる方は、調べてみてください。2018年9月9日確認時点では、抄録のPDFも無料で閲覧できました)
ー 以下ほんの一例です ー
一般演題(口述発表)
A 脳血管疾患等
OA-3-3
・夫と一緒に作ったチヂミ ―外来作業療法における生活支援の取り組み―
佐野広和(OT)神戸医療生活協同組合 神戸協同病院
一般演題(口述発表)
H 精神障害
OH-10-1
希望する作業の遂行により,新たな希望を持った長期入院統合失調症患者の事例
胡 友恵(OT)ら 神戸大学大学院保健学研究科・医療法人内海慈仁会有馬病院
出典
:第52回日本作業療法学会(名古屋)ウェブサイト – プログラム:抄録集検索
日本作業療法学会抄録集2018
2018年9月9日利用
キーワード
:第52回日本作業療法学会
* 2018年9月9日確認時点
などと検索すると、2018年の学会の特設サイトが見つかりやすいのではないかと思います。
特設サイト内のメニューの「 プログラム:抄録集検索 」で抄録を探せると思います。
作業療法の身内話?
作業療法学会 名古屋
本日のプログラム終了。当事者の姿や他領域の方の姿が見当たらない。エビデンスだからこそ、当事者の参加で教示があれば心強いかな。
今回の感想は
「世論からの作業療法への期待」
そのためには、
「見える化」と「マネジメント」
どちらも、次のカリキュラム改定の主要項目 pic.twitter.com/9tgjbvFczQ— yoshie shimamoto (@jyoshilie0225) 2018年9月8日
コメント
:調べてみると、少数ではありますが、作業療法士以外の方もいたようですね。
それにしても、日本作業療法学会のポスターセッションのブースで、作業療法士による学童保育コンサルテーション事業の説明をお手伝いとか。かなり不思議な気分だったな笑。ほんの3年前には想像もできなかった。
— aiko (@ponikitiai) 2018年9月8日
作業療法の枠を超えて?
自分は作業療法という言葉がないところで作業療法の知識や経験を活かして生活していきたいな…というのが今回の学会で感じたことで、収穫だなあ〜
— sk_bot (@saki_motcha) 2018年9月9日
コメント
:この投稿からだけでは、投稿してくださった方の、本来の意図を読み取ることは難しいですが、きっと視野が拡がったのでしょうね。今後のご活躍を期待しています。
作業療法士はなぜ学会発表をするの?
今日は
なんで、学会発表するの?
て聞かれた。うまく答えられなかった。
でも帰宅途中ですが、今言える事。
私にとって作業療法士としての生き様の記録の一部で
今後の療法士さんに、みていただき
次につなげてほしい— Yukiii (@YUKiiiCafe) 2018年9月3日
コメント
:半期の人事考課(ボーナスアップ)のため…
という方も、少なからずいらっしゃるのではないかと思いますが、学会発表をされた皆さんの本心は何ですか?
上記の投稿者の方の考え方、自分自身も見習いたいものです。
作業療法学会参加の魅力
作業療法学会が終わった。終わりは、始まり。今回の反省点と、今後の助言もいただけた。また明日から頑張ろう!
— YoichiRG (@yoichirg) 2018年9月9日
名古屋で開催された第52回 日本作業療法学会に参加しました。
ポスター発表では教員の先生方に興味を持って頂き色々とお話させて頂きました。
新しい出会いが多くあり刺激を頂きました。作業療法士として、人として成長出来た学会になりました。
皆様有難うございました。 https://t.co/gYRxdcYJjr— アキノリ (@akinorigsx) 2018年9月9日
作業療法学会2日目終わりました。いい刺激になりました。
— 藤本 皓也 (@FujimotoKoya) 2018年9月8日
第52回日本作業療法学会終了.
今回は,今までの学会で最も走り回りました.
足の裏が痛いです笑今まで,お名前は存じ上げていたもののお話ししたことがなかった方,先行研究でお名前を拝見していた方ともお話ができました.
感謝です.— しらすOT (@Mochiko_ot) 2018年9月9日
ひとり旅から帰宅して、あらためていろいろ考える。
学会のエネルギーはすごかった。
私も作業療法士の端くれ。
あのエネルギーを受けて、今までと同じ仕事はできないと感じた。
最初は仕事をやめたくて始めたブログだったけど、
趣旨が変わっていきそう。
まだまだできることがたくさんある!
— ハル@ミニマリスト捨て大喜利 (@flowerwell3t) 2018年9月9日
コメント
:今回の学会参加で、良い知的な刺激を受けた方もいるようです。
今回の経験が、職場の同僚や、臨床で接する方など、多くの方に還元されますように
PT・OT・STニュース.blogが考える作業療法士への期待
大多数の方は、「 作業療法 」という概念に、障害後に出会うのではないかと思います。
作業療法の考え方は、障害後に出会うのではなく、何かしらの明らかな障害になる前に、知っておくことで、その人らしくより豊かな人生を送れる方が世の中に増えるのではないかと思います。
2018年現時点での作業療法というと、保険制度内で時間単位の療法を提供している作業療法士の方が、大半ではないかと思います。広い視野で作業療法について捉え直してみると、作業療法士の方が、各々の得意な分野で、充実した作業経験を積み、世の中に貢献できる・価値を提供できるレベルまで作業遂行を高めることを通してでも、作業療法の本質を社会に拡めるきっかけになるのではないかと思います。
この記事を投稿時点の、Googleの検索エンジンの仕組みについて調べてみると、このサイトのツイッターアカウントでも投稿させていただいたように、
医療機関・リハビリ専門家(医療従事者)等には、インターネットを通じて、社会にとって有益な情報を発信することも期待されているのでしょう。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 医療や健康に関連する検索結果の改善について https://t.co/VXcapnwGLv#理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 https://t.co/IjhTgEx8qg
— PT・OT・ STニュース.blog (@ptotstnews_blog) 2018年8月26日
医療・健康関連の情報は、今後、各分野の専門家が情報を発信することが期待されているのではないかと思わされる内容がGoogleから公表されているようでした。
個人的な感覚としては、
「 作業療法士の専門性とは何か? 」
ということを改めて、インターネットを介して作業療法士の皆さんが、考えさせられる機会の増えてくる時代なのではないかと感じています。
2018年時点では、まだまだ作業療法士と思われる方のインターネット上での公の活動は、少ないように感じますが、今後の動向に注目していきたいと思います。
このサイトでは、ウェブサイトのはじめ方に関する情報もまとめておきましたので、関心のある方は、お時間のある時などに参考にしていただけますと幸いです。
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