【骨子案公表】平成30年度診療報酬改定の基本方針(2017年11月)



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第109回社会保障審議会医療保険部会はチェック済み?

 

2017年(平成29年)11月24日(金)に厚生労働省から公表された

 

第109回社会保障審議会医療保険部会

出典:
厚生労働省のウェブサイト
第109回社会保障審議会医療保険部会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000185846.html
2017年11月24日利用

 

の情報はもうチェックされましたか?
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の方で、急性期・回復期病棟などの医療機関でご活躍中の臨床家にとっては、今後の診療報酬改定の動向が気になる方もいるのではないかと思いますが、まだ、詳細をチェックされていない方は上記のリンク先などで情報を確認してみてください。

 

 

 

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平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)の話題はこちらの資料

 

資料1-1:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)

出典:
厚生労働省のウェブサイト
第109回社会保障審議会医療保険部会
資料1-1:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)(PDF)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000185850.pdf
2017年11月24日利用

 

 

 

資料1-2:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)

出典:
厚生労働省のウェブサイト
第109回社会保障審議会医療保険部会
資料1-2:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)(PDF)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000185851.pdf
2017年11月24日利用

 

 

一連の資料を一読してみると、今後の日本の目指す社会の一端を垣間見られるのではないかと思います。
医療保険領域・介護保険領域を問わず、PT・OT・STの臨床家の方は、自分の今後の仕事に関連してくる話題と思いますので、お時間のある時などにチェックしてみてください。

 

情報収集の利便性を考え、このサイトでも、一部引用しておきますね。

 

ー 以下一部引用 ー

平成30年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)

改定に当たっての基本認識

▶人生100年時代を見据えた社会の実現

▶どこに住んでいても適切な医療・介護を安心して受けられる社会の実現(地域包括ケアシステムの構築)

▶制度の安定性・持続可能性の確保と医療・介護現場の新たな働き方の推進

出典:
厚生労働省のウェブサイト
資料1-1:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)(PDF)
2017年11月24日利用

 

 

ー 以下一部引用 ー

平成30年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)

1.改定に当たっての基本認識

(人生100年時代を見据えた社会の実現)
○我が国は、国民皆保険や優れた保健・医療システムの成果により、世界最高水準の平均寿命を達成し、超高齢社会が到来している。100歳以上人口も6万人を超えており、こうした状況を踏まえて、人生100年時代を見据えた社会の実現が求められている。

○今後、2025年にはいわゆる団塊の世代が全て75歳以上の高齢者となり、2040年にはいわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる等、人口の高齢化が急速に進展する中で、活力ある社会を実現することが必要である。そのためにも、国民一人一人の予防・健康づくりに関する意識を涵養し、健康寿命の延伸により長寿を実現するとともに、世界に冠たる国民皆保険の持続可能性を確保しながら、あらゆる世代の国民一人一人が状態に応じた安心・安全で質が高く効果的・効率的な医療を受けられるようにすることが必要である。

○あわせて、我が国の医療制度は、人口減少の中での地域医療の確保、少子化への対応といった様々な課題に直面しており、さらには、災害時の対応や自殺対策など、個々の政策課題への対応も求められている。こうした多面的な課題にも総合的に対応する必要がある。

 

(どこに住んでいても適切な医療・介護を安心して受けられる社会の実現(地域包括ケアシステムの構築))
○地域の実情に応じて、可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、地域包括ケアシステムを構築し、今後の医療ニーズや技術革新を踏まえた、国民一人一人の状態に応じた安心・安全で質が高く効果的・効率的な医療を受けられるようにすることが重要である。

○特に、平成30年度の改定は、6年に一度の診療報酬と介護報酬の同時改定であり、団塊の世代が全て75歳以上の高齢者となる2025年に向けた道筋を示す実質的に最後の同時改定となるため、医療・介護両制度にとって重要な節目となる。今回の改定では、医療機能の分化・強化、連携や、医療と介護の役割分担と切れ目のない連携を着実に進めることが重要で
ある。

 

(制度の安定性・持続可能性の確保と医療・介護現場の新たな働き方の推進)
○今後、人口減少・少子高齢化が進む中で、制度の安定性・持続可能性を確保しつつ国民皆保険を堅持するためには、消費税率の引上げにより得られた財源も活用しつつ、国民皆保険を支える国民各層の給付・負担の両面にわたる制度の理解を深めることが不可欠である。そのためにも、「経済財政運営と改革の基本方針2017」や「未来投資戦略2017」等を踏まえつつ、保険料などの国民負担、物価・賃金の動向、医療機関の収入や経営状況、保険財政や国の財政に係る状況等に留意するとともに、無駄の排除、医療資源の効率的な配分、医療分野におけるイノベーションの評価等を通じた経済成長への貢献を図ることが必要である。

○また、今後の医療ニーズの変化や生産年齢人口の減少、医療技術の進歩等も踏まえ、制度を支える医療現場の人材確保や働き方改革の推進が重要である。

○我が国の医療制度が直面する様々な課題に対応するためには、診療報酬のみならず、医療法、医療保険各法等の制度的枠組みや、補助金等の予算措置など、総合的な政策の構築が不可欠である。

出典:
厚生労働省のウェブサイト
資料1-2:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)(PDF)
2017年11月24日利用

 

ー 以下一部引用 ー

2.改定の基本的視点と具体的方向性(1)

地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進

【重点課題】

・・・・(省略)

(具体的方向性の例)
○地域包括ケアシステム構築のための取組の強化

・・・・(省略)

・介護施設入所者等に対する適切な医療提供や口腔管理、医療・介護間の切れ目のない継続的なリハビリテーションの提供など、適切な役割分担に基づく医療・介護サービスの提供を推進。

・・・・(省略)

質の高い在宅医療・訪問看護の確保・多様化しながら増大する在宅医療ニーズに対応できるよう、地域の状況、患者の状態、医療内容、住まい・住まい方等に応じた、効果的・効率的で質の高い訪問診療、訪問看護、歯科訪問診療及び訪問薬剤管理等を評価。

・・・・(省略)

○国民の希望に応じた看取りの推進
・住み慣れた自宅や介護施設など、国民が望む場所において看取りを行うことができるよう、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の普及を含め、患者本人の意思を尊重したサービスの提供のための取組を推進。

 

(2)新しいニーズにも対応でき、安心・安全で納得できる質の高い医療の実現・充実

・・・・(省略)

(具体的方向性の例)

・・・・(省略)

○ICT等の将来の医療を担う新たな技術の着実な導入、データの収集・利活用の推進

・最新の技術革新を取り込むことにより、医療の質を向上させるため、遠隔診療の適切な活用や、医療連携を含めたICT等の有効活用を進めるとともに、データを収集・利活用し、実態やエビデンスに基づく評価を推進。

○アウトカムに着目した評価の推進
・質の高いリハビリテーションの評価をはじめとして、アウトカムに着目した評価を推進。

 

・・・・(省略)

 

3.将来を見据えた課題
○団塊の世代が全て75歳以上の高齢者となる2025年、団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる2040年と、今後急速に高齢化が進展することに伴う、医療ニーズの変化や生産年齢人口の減少に対し、将来にわたって対応可能な医療提供体制を構築していくことが求められており、診療報酬をはじめとして総合的に取組を実施していくことが不可欠である。

○地域包括ケアシステムの構築に向けて、基盤整備の状況を踏まえつつ、質の高い在宅医療
訪問看護の普及やICTの活用による医療連携や医薬連携等について、引き続き検討が求められる。

○患者にとって安心・納得できる医療を提供していくためには、受けた医療や診療報酬制度を分かりやすくしていくための取組を進めることが求められる。また、それと同時に、国民全体の医療制度に対する理解を促していくことも重要であり、普及啓発も含め、国民に対する丁寧な説明が求められる。
○国民が主体的にサービスを選択し、活動することが可能となるような環境整備を進めるため、予防・健康づくりやセルフケア・セルフメディケーションの推進等について広く議論が求められる。

出典:
厚生労働省のウェブサイト
資料1-2:平成30 年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)(PDF)
2017年11月24日利用

 

 

 

参考資料

 

参考資料1-1:平成30年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)に関する参考資料

出典:
厚生労働省のウェブサイト
第109回社会保障審議会医療保険部会
参考資料1-1:平成30年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)に関する参考資料(PDF)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000185855.pdf
2017年11月24日利用

 

参考資料も公表されているようです。平成30年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)関連の話題に関心のある方は、あわせてチェックしてみてください。

 

 

 

 

このサイトでは、引き続き、平成30年度(2018年度)介護報酬改定の話題の動向をチェックしていきたいと思います。

 

診療報酬改定関連の話題に関心のある方は、こちらのタグの情報も、日々の情報収集にご活用いただけることがありましたら幸いです。

 

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