介護老人保健施設でのリハビリのあり方が気になる。平成30年度介護報酬改定の話
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2017年(平成29年)8月5日(土曜日)に厚生労働省のウェブサイトで公表された情報
「 第144回社会保障審議会介護給付費分科会資料
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第144回社会保障審議会介護給付費分科会資料
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174015.html)
2017年8月8日利用
は、もうチェックされましたか?
一連の公表資料を閲覧してみると、介護老人保健施設(老健)を始め、介護保険領域でご活躍中の、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の方々に関連しそうな情報も公表されているようでしたので、臨床家の方々が情報収集しやすいようにリハビリ関連の話題をピックアップしておこうと思います。
「 資料2:介護老人保健施設
」(PDF)
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第144回社会保障審議会介護給付費分科会資料
資料2:介護老人保健施設
(PDF)
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174008.pdf)
2017年8月8日利用
ー 以下、一部引用・抜粋 ー
介護老人保健施設
現状・課題:1.介護老人保健施設の現状
(PDF内のページ番号「2ページ」参照)
○ 介護老人保健施設については、在宅復帰率が高い程、
・リハビリテーション専門職や支援相談員が多く配置されている
・退所前カンファレンスの実施が多く行われている
・積極的に施設内看取りを行っている等の傾向が見られるが、同時に、ベッド稼働率が低くなる傾向も見られた。
【参考資料P13~18】
現状・課題:2.介護老人保健施設におけるリハビリテーションについて
(PDF内のページ番号「3ページ」参照)
○ 平成21年度介護報酬改定において、多職種によるリハビリテーション計画の作成・見直し等を評価するリハビリテーションマネジメント加算について、「PDCAサイクル」の流れを評価したものであることや、その算定実績を踏まえ、基準省令に加算要件を加筆するとともに、本体報酬に包括した。
【参考資料P32~33】○ また、平成27年度介護報酬改定においては、心身機能へのアプローチのみならず、活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションを推進する観点から、通所・訪問リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメントの強化を評価した。
【参考資料P34~35】○ 介護老人保健施設におけるリハビリテーションマネジメントの実施状況について、在宅強化型においては他の類型に比べて「入所前後訪問指導の実施」、「入退所前後以外における自宅等への訪問の実施」等が多く実施されているが、在宅強化型であっても、「入所前後訪問指導」の実施率が1割未満の施設は約4割となっている。
【参考資料P25】○ 在宅強化型の介護老人保健施設で実施されている通所リハビリテーションについては、リハビリテーションマネジメント加算IIの算定割合が約3割である一方、従来型では、その算定割合は1割未満である。
また、介護老人保健施設におけるリハビリテーションの平均実施時間については、在宅強化型で1週間当たり124.1分、加算型で78.6分、従来型で66.1分となっている。
【参考資料P26、31】
論点
(PDF内のページ番号「5ページ」参照)
○ 通所・訪問リハビリテーションにおいて、心身機能へのアプローチのみならず、活動・参加にも着目したリハビリテーションを推進する観点から、リハビリテーションマネジメントの強化を評価していることを踏まえ、介護老人保健施設で提供されるリハビリテーションの在り方についてどのように考えるか。
今回の情報に関心のある方は、上記のリンク先のPDFで詳細をご確認ください。
今回の議論により、介護保険の改正や、介護報酬の改定にどう影響してくるのか?
気になりますね。
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また、参考資料も公表されているようですので、関心のある方はチェックしてみてください。
「 参考資料2:介護老人保健施設
」(PDF)
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第144回社会保障審議会介護給付費分科会資料
参考資料2:介護老人保健施設
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174012.pdf)
2017年8月8日利用
参考資料2の、PDF内のページ番号「25ページ」には、
「 介護老人保健施設におけるリハビリテーションの目的について
」
というテーマについても統計情報がまとめられているようでした。老健でリハビリを提供している、リハビリ専門家にとっては、他の施設ではどのような目的でリハビリが行われているのか?気になる方もいるのではないかと思います。
「 参考資料4:東憲太郎委員提出資料 – 平成30年度介護報酬・診療報酬同時改定に向けた要望
」(PDF)
出典:
厚生労働省のウェブサイト
第144回社会保障審議会介護給付費分科会資料
参考資料4:東憲太郎委員提出資料 – 平成30年度介護報酬・診療報酬同時改定に向けた要望
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174014.pdf)
2017年8月8日利用
介護老人保健施設で臨床をされている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方などは要チェックですね。
要望に関して、ざっと目を通してみると、
「 老健施設におけるチーム・リハビリテーションの評価
」
に関する要望も提出されているようです。
介護老人保険施設での多職種共同など、今後の介護老人保険施設の制度の動向も気になりますね。
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