そろそろ人工知能とリハビリテーションの話をしよう。「 保健医療分野におけるAI活用推進懇談会報告書 」を参考に(2017年6月)
2017年6月25日(日)夜間に
キーワード:人工知能 が上昇した理由とは?
2017年(平成29年)6月25日の夜9時に
「 NHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か 2017 」
が放送されたこともあり、放映開始後、Googleなどの検索エンジンで
キーワード
:人工知能
と検索してみたり、TwitterをはじめとしたSNSで、
「 人工知能(AI:Artificial Intelligence) 」
などに関する自分の想いを投稿したり、共有された方もいるのではないかと思います。
実は、このサイトのTwitterアカウント
でも、つぶやきを投稿してみました。
キーワード
:人工知能 理学療法
:人工知能 作業療法
:人工知能 言語療法
ツイッターで調べてみた結果
・・専門家の代替の可能性(話題の傾向)個人的には、どのように人工知能とタッグを組めるのか?
今から楽しみですね。
(о´∀`о) ディープラーニングでああしてこうして・・— PT・OT・ STニュース.blog (@ptotstnews_blog) 2017年6月25日
将棋と人工知能の話から考える
・2017年5月:電王戦で「 ponanza 」(ポナンザ)にヒトが敗退。
・2017年6月25日:NHKスペシャルで人工知能の話題。
・2017年6月26日:29連勝でプロ棋士が注目。何か見えてくる?
(*゚∀゚*) あっ そういうことかっ!— PT・OT・ STニュース.blog (@ptotstnews_blog) 2017年6月27日
この記事を初回投稿時点(2017年6月27日)では、
キーワード
:人工知能 リハビリ
などのキーワードの月間平均検索ボリュームも、まだ、極僅(わず)かのようですね。
リハビリ関連で推測される、検索キーワードとしては、おそらく
キーワード
:人工知能 理学療法
:人工知能 作業療法
:人工知能 言語療法
などが思いつきますが、上記の検索キーワードで検索される方は、ほとんどいないようです。
ただ、実際にGoogleの検索エンジン
などで、検索していただくとわかると思いますが、時代の流れに敏感な、Webコンテンツ制作者・メディア運営者の方々もいるようであり、いくらかの関連しそうな記事も投稿していただいているようですね。
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会報告書(2017年6月26日)をチェック
人工知能の保健医療分野への活用に関連しそうな情報として、2017年(平成29年)6月27日に厚生労働省のウェブサイトで公表された情報
「 保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書
」
出典:
厚生労働省のウェブサイト
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000169233.html)
2017年6月27日利用
は、もうチェックされましたか?
一連の公表資料を閲覧してみると、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の方々に関連しそうな情報も公表されているようでしたので、臨床家の方々が情報収集しやすいようにリハビリ関連の話題をピックアップしておこうと思います。
「 報告書:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会
」(PDF)
出典:
厚生労働省のウェブサイト
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書
報告書:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会
(PDF)
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000169232.pdf)
2017年6月27日利用
ー 以下、一部引用・抜粋 ー
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会報告書概要①
保健医療分野におけるAI活用に向けて
● AI(ディープラーニング、機械学習等)によって、
(1) 新たな診断方法や治療方法の創出
(2) 全国どこでも最先端の医療を受けられる環境の整備
(3) 患者の治療等に専念できるよう、医療・介護従事者の負担軽減を実現。
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会報告書概要②
【AIの実用化に向けて段階的に取り組むべきと考えられる領域】
介護・認知症 ×高齢者の自立支援の促進
×介護者の業務負担軽減・ 現場のニーズに基づかずに開発されたAI(技術指向のAI)では、現場には普及せず
⇒介護現場のニーズを明確化し、ニーズに基づく研究開発を実施
(参考)AIの活用に向けた工程表
2018年〜2020年:現場主導のAI開発を推進
・生活リズムや認知症に関するデータの収集
・生活リズム予測に基づく生活アシスト機器等の設計2020年〜2021年:試作機の開発
2021年〜:AIを活用した生活リズム事前予測システム等を開発・実用化
さらに詳しく知りたい方は、
「 概要:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会
」(PDF)
出典:
厚生労働省のウェブサイト
保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書
概要:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会
(PDF)
(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000169230.pdf)
2017年6月27日利用
の資料の情報もチェックしてみてください。
今回の報告書で提示されている内容で、リハビリテーション領域に関わってきそうな内容としては、
「 介護・認知症 」
に関連するAI活用のようですが、
・ 今後の社会ニーズ
・ PT・OT・ST等の療法士や、リハビリテーション科医の方々からのニーズ
・ 技術の進歩
などにより、
「 リハビリテーション業界のAI活用が、どのようになっていくのか? 」
「 人工知能を活用しようとする、PT・OT・STの研究者が現れてくるのか? 」
動向が気になりますね。
(T ^ T) 予測、パターン認識、特徴量の抽出・・・ 何に活用できるだろうか?